妊娠は変化のチャンス(1)
前回、こちらの記事をアップしました。
伝えたいことの概要や読んでほしい対象などについて書きましたが、実際にどれだけの方に読んでいただけるのやら、、
(はじめに)で予告した通り、まずは幼少期〜10代・20代前半に絞って、私の「呪い」についてお届けしてまいります。
幼少期の呪いは親の言霊
もう核心を書いてしまいましたが
まず私の人生最初の呪いであり、最も長く苦しんだ呪いについて書きます。
呪いその1:私は熱しやすく冷めやすい子だから、何事も続かないダメな子。
読んだだけで悲しくなります😂
私の性質を端的に表し、何かにつけて言い訳となっていったこのワード「熱しやすく冷めやすい」
ズバリ、母親から言われた言葉です。
フォローしておくと、母親は別に毒親ではありません。
反面教師ではありますが笑、自分の価値観を押し付けたり、干渉したりして娘を毒してしまうような親ではありませんでした。
本人にしたら何気ない言葉です。思ったから言っただけなんですね。
しかし、その何気ない言葉が子どもの心や脳にはしっかり浸透してしまいます。
大人のように色々な情報を処理していないほぼすっからかんの脳みそは、よく例えられる通りスポンジ状態。
特に、信頼している親が発した言葉は吸収しやすくて当然ではないでしょうか。
これが言霊の怖さです。
子どもはその真意までわからないため
単純に「親が言ったのだから、その通りなのだ」と思い込みます。
こんな経験がありませんか?
「お前は実は橋の下で拾ってきた子なんだよ」
親のつまらない冗談です。つまらなすぎる。
でも、当時は本気にしませんでしたか?
そして余計なことを悩みませんでしたか?
この手の冗談は、わりとすぐに親の口から「嘘だよ、お前は私たちの子だよ」と種明かしされるのでスルーできますが
その後なんのフォローもなかった場合は、どうでしょう。
おそらく、真実と思い込んだまま自分にそのレッテルを貼って生きていくことになります。
そして「熱しやすく冷めやすい」ことは
何事も続かない→ダメなこと
というように飛躍していきます。
これはもう親に言われたことではなく、その後の経験とともに
どうやら自分はこの特性のせいで周りからダメ出しをされる、ということに気がついていくのです。
絵を描くのが好きだった私。
熱しやすく冷めやすいと言われる通り
描きたいと思ったら即スケッチブックに向かい、一気にアイデアを描き込みます。
そして、アイデアが途切れたところで手が止まり、他に思いついたテーマがあればページを変えてまた描き始めます。
今思えばこの行為自体、完成させることを目的としていない、ただのアイデアのアウトプット作業だったんです。
最後までやりきっていない、というのは見た人の感想にすぎません。
そんな私のスケッチブックを見た母からよく言われたことは
「この絵は最後まで描かないの?」
余計なお世話ですね〜
コンクールに出すとか誰かの依頼を受けているなら分かりますが
本人が描きたいところまで描いて満足している、あるいは他にやりたいことができて放置してあるだけなので
誰かが急かしたり勿体無いと文句を言うようなことではないですよね。
本人は、やりかけのことがあっても気にならないんです。本来は。
でも、親にそう言われると、いけないことなのかな?と思い始めます。
私、また途中で投げ出しちゃったんだ。
このような経験が積み上がり、いつしか次のような思考ができあがります。
私、また投げ出すんじゃないかな。
そして、実際に何かをやり遂げる前にやめてしまう、辞めグセがつきます。
これが呪いです。
嫌な予感がした後、現実に嫌なことが起こり「やっぱり!」と思ったことありますよね?
あれも一種の呪いです。
予感を通して脳が思い込み、そうなるように行動しているだけです。
呪いこそが行動指針になっていく
自分自身の性格や性質についての思い込みは、すべての行動を左右します。
私の場合、
今度こそ!と新しい挑戦を始めても
頭の片隅に、私また続かないかも。という呪いがあるので、続きませんでした。
例えば、毎日1時間勉強するという計画を立てたときは
本当はたった1日、たまたま疲れていて時間を取れなかっただけなのに
勉強に対する気持ちが冷めてしまったんだ、私にはやる気がないんだ。
そうやって飛躍させてしまいます。
やる気がないと思い込んでいるので、もう翌日以降も勉強はやめてしまいました。
もう一度、最初の話に戻します。
親から言われた言葉は
あなたは熱しやすく冷めやすい性格なのね
これだけです。
ですが、この言葉をきっかけに
自分の行動やそれに対する周りの反応を見て
怒られたり、がっかりされたり、何か良くない評価をされているのは
熱しやすく冷めやすい性格のせいらしい。と思うようになり
私はこの性質のせいで何事も続けられない。と決めつけて行動するようになりました。
そして、私はこの呪いとともに20年先まで生きることになります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?