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法的な死とは?

法的にはどの時点で死と判定されるのでしょうか?
また、それによって臓器移植にどのような影響を与えるのでしょうか?

死の三兆候とは?

医師が死亡を判定する時の基準として使われる。
法的な死とは異なる。以前は法的な死の判定にも使われていた。
①自発呼吸の停止
②心拍の停止
③瞳孔の対光反射の消滅

ここには脳死は含まれていない。

法的な死である脳死

現在では法律上、脳死=死と考えられている。
以前は三兆候により死とみなしていた。
いつから脳死=死となったのか?
1997年の臓器移植法により、法的に脳死=死とみなされるようになった。
なぜ、臓器移植法という関係なさそうな法律が脳死=死と示すようになったのか?

この臓器移植法が定められる前までは、脳死者の臓器提供を実現するには、脳死前に本人がドナーカードで「臓器提供します」と意思表示している必要があった。
つまり、脳死しても体が生きている限りその体の使い道を決める権限は本人にのみあった。
脳死は法的に死ではなかったからだ。

しかし、この臓器移植法が定められてからはそうではなくなった。
脳死前の本人がドナーカードで「臓器提供しません」と言っていなかった場合、脳死者の臓器提供をするかどうかは家族の意思によって決められる、ということになった。
「臓器提供します」という本人による意思表示がなくても臓器提供することが可能となった。
つまり、体が生きていても脳死していると、自分の体の使い道を決められない場合がでてくる、ということになった。
この結果から、脳死=死であると考えられるようになった。

ちなみにドナーカード以外にも、保険証や運転免許証、マイナンバーカードに臓器提供の意思表示を記載できる欄があったりします。

運転免許証の裏





僕はi.k.coffeeという屋号で間借りコーヒー屋をやったり、オンラインショップでコーヒー豆を販売したりしてる男子大学生です。
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