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いのうえ こうき
2024年1月6日 22:49
珈琲の木の葉は2枚1組で枝につきます。この葉がついている部分を節と呼びます。2枚の葉のそれぞれの付け根を葉腋(ようえき)と呼び、ここに腋芽(えきが)と呼ばれる枝や花の元になる芽がつきます。珈琲の木の腋芽は1つの葉腋の先に5〜7個ずつ並んでつきます。その中で1番枝先に近い先頭のひとつだけはもとの枝と直交して伸びる枝(側枝)の元になります。先頭以外の腋芽は花芽、もしくは直立枝という上に向かって伸び
2023年12月27日 00:12
珈琲の木の葉は先端が少し尖った楕円形です。表側は濃い緑でクチクラ層が発達しており、丈夫で光沢があります。クチクラ層とは葉の表面を覆う層です。水の蒸発を防いだり、葉を保護する役割があります。クチクラ層の発達は照葉樹の特徴で、強すぎる日差しを反射して遮る役割を持ちます。葉の裏側には隆起した葉脈があります。葉脈の枝分かれする部分は少し膨らんでおり、ダニ室と呼ばれるダニや微生物がすむ空間があります。無
2023年12月15日 10:21
コーヒーノキ属を代表する存在であるアラビカ種ですが、125種の中で1番の変わり種です。染色体数が44本!アラビカ種以外のコーヒーノキ属の染色体数は22本ですが、アラビカ種だけ倍の44本です。自家受粉が可能!アラビカ種は自家受粉が可能です。コーヒーノキ属にはおしべやめしべが花の付け根の花托(かたく)から飛び出すほど長いものと、花托に収まる短いものがあります。長いものは自分の花粉とめ
2023年12月11日 10:44
珈琲の木の祖先は2700万年前くらいにクチナシの祖先から分岐し、その後1400万年前にシロミミズの祖先と分岐して下ギニア地方で生まれたと言われてます。ここからアフリカ熱帯地域全体に広がった後、アフリカ大陸を縦断する大地溝帯や海峡、サバンナなどで森林が分断された地域に分かれ、それぞれの環境に適応して進化し始めました。これが400万年前くらいだと推定されてます。これらの地域には現在もそれぞれ固有のコ