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コーヒー知識

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#スペシャルティコーヒー

珈琲豆を挽く時に粉が飛び散るのをどうにかしたい!!

珈琲豆を挽く時に粉が飛び散るのをどうにかしたい!!

珈琲は僕の人生の井上です。

珈琲豆を挽く時に粉が飛び散るのをどうにかしたい!!

そんなお声をよく耳にします。
粉が飛び散らず、周りを汚さずスムーズに
珈琲豆を挽く方法をご紹介します。

粉が飛び散る原因は「静電気」です。
特に乾燥しやすい冬は静電気が強く、
かなり飛び散ります。

この静電気を抑えることが対策になります。

具体的には、

「挽く前に水で濡らした箸で豆をかき混ぜる」
「挽く前に

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珈琲の果実ができるまで

珈琲の果実ができるまで

珈琲の花の寿命はアラビカ種は3日、カネフォラ種は6日程度です。その間に受粉に成功すると花筒やめしべが落ちて先端が少し膨らんだ花軸だけが残ります。

受粉後、最初の2ヶ月はこの状態のままですが、少しずつ先端の子房が膨らんで3ヶ月目には緑色の果実らしき形がでてきます。まだこの段階では中の生豆は未発達で、液状の周乳で満たされてます。周乳は将来シルバースキンになるものです。

3、4ヶ月目になると、それぞ

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珈琲の受粉

珈琲の受粉

雨で目覚めたつぼみの中ではおしべも成熟して開花と同時に花粉が放出されます。この花粉が風にのり、運ばれます。100m以上も飛びます。
めしべの先端に付着した花粉から花粉管が伸び、めしべの付け根に向かっていきます。この時アラビカ種以外では、花粉の遺伝子型とめしべの遺伝子型が一致すると花粉管が途中で停止します。つまり、自家受粉しないということです。
しかし、アラビカ種は自家受粉するため、同じ木の花同士や

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珈琲の花

珈琲の花

珈琲農園の多くは熱帯から亜熱帯の高地にあります。年間を通して気温が15℃〜25℃の暑くも寒くもない所が理想です。何となく珈琲栽培は赤道近くで行いますしすごく暑いところをイメージしますが、高地なので朝晩は寒かったりします。

また、雨季と乾季の2シーズンの所が多いです。
珈琲の花芽は季節を問わずに成長を始めますが、乾季にできた花芽は4〜6mmまで成長し一旦休眠します。そして雨季に入って雨を浴びると目

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