ファンタジーチンポの憤怒
僕はこの記事で男性器の話をするつもりはありません。
むしろ男性器の話をする人に怒っています。憤怒。七つの大罪のうちの一つ、憤怒です。マジギレしています。
「チンポ」っていうワードをみなさんなんだと思っていますか?
僕が使いたいのはファンタジーの「チンポ」なんです。
カエルって触りたくないじゃないですか。
体表はヌメヌメしてて、踏み潰せるくらい柔らかくて、緑色で。目がギョロっとしていて、体に黒い線が入っていて、泥臭くて。おまけに黒くてツブツブの卵をゲルに包んで産んだりなんかして。虫とか食うし。
とにかく僕はカエル触りたくないんです。靴に飛び乗ってきたら鳥肌立つくらいに。
小学生のころ、「かえるのうた」ってあったじゃないですか。
か~え~る~の~う~た~が~
き~こ~え~て~く~る~よ~
この歌は別に気持ち悪くない。
この歌に出てくるカエルってなんか、ヌメヌメしてなさそう。サンリオのケロッピみたいな。虫とか食べなそう。
(引用:https://knot-a-toy.com/?pid=94357585)
ちなみにサンリオのケロケロケロッピはおにぎりを食べてむせかえる。やっぱ虫とか食わないんだろうな。(でもむせかえるのをグッズにされるのかわいそうだな。HIKAKINとかも爺になってむせかえったらグッズ化されんのかな。)
とにかく、「かえるのうた」のかえるは気持ち悪くない。かわいいカエルの楽しい合唱だ。ケケケケケケケケクワクワクワだってさ。いいじゃん。
ただ、実際のカエルの合唱はめちゃくちゃうるさい。
でも、いいんです。だってこれは「ファンタジーのカエル」だから。
別に僕も男性器は触りたくない
例えば、「クレヨンしんちゃんのちんちん」って汚いですかね。
もちろん下品です。品性はない。5歳児が半裸になり、振り回すものではないです。
ただ、汚いですかね。
実は、「クレヨンしんちゃんのちんちん」に生殖機能はないんです。あまりご存知じゃない方も多いかもしれないですが、しんのすけのちんちんは作中で一度も勃起していません。
そう、なぜならあれは「ファンタジーのチンポ」だから。
猛々しく、荒々しい、血管の走った男性器ではないんです。
「クレヨンしんちゃんのちんちん」は「下品」のメタファーであり、「おバカ」のメタファーであり、「ガキだったころの僕たち」のメタファーなんです。
だからどうか、「チンポ」という言葉だけで「汚い」というのはやめてください。
「ファンタジーチンポ」を男性器と一緒にしないでください。
どうか、これを読んだあなたの「チンポ」を見る目が変わりますように。
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