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駐輪場セラピー

私の最寄り駅の地下駐輪場には、お世話好きな整備のおじさん達がいます。とある平日、例によって駐輪を手伝ってくれた彼らの一人が、混み混みの自転車を動かしながら言ってくれたんです。いつもの「いってらっしゃい」に加えて、「今日ここ空いてるよ。ラッキーだね!きっといいことあるから、楽しく生きるんだよ。」と。特に思い悩んでいたわけでもない私は、彼らのちょっと長めのエールを若干不思議に思いつつも、温かい気持ちになったことを覚えています。

もしかしたら、彼らは絶えない人身事故に心を痛めているのかもしれません。赤の他人であるおじさん達のちょっとした声掛けに救われている人は意外と多いのかもしれません。駐輪場セラピー。電車に揺られながらそんな言葉が浮かんできました。

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