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東南アジアで人気のSNSとは?デジタル広告やインフルエンサーマーケティングのデータを一括整理!

今やEUを大きく上回る人口を有するASEANは、経済成長が著しく、国民の年齢層も低いことから今後のさらなる市場拡大を見込み、新たに進出する日本企業が年々増加しています。

そこでKOL Radarは「東南アジアのデジタル市場とSNSインフルエンサーマーケティング」レポートを作成。

今回はこのレポートの内容から東南アジア市場におけるのデジタルマーケティングの現況やSNSの利用状況、さらにインフルエンサーデータなどさまざまな情報を解説していきます。


東南アジア4カ国(シンガポール、タイ、マレーシア、ベトナム)の社会的環境

人口分布

ASEAN全体の人口は6億3300万人に達し、EUの人口をはるかに上回る規模となっています。人口分布を見てみるとシンガポールとタイは日本の形にやや似ており、高齢化が顕著。

一方でマレーシアとベトナムはピラミッド型でそれぞれ2050年から70年頃まで人口が増加していく見込みとなっています。

経済状況

またIMFの統計によるとシンガポールの一人あたり名目GDPは突出して高く、その他3カ国は日本の3分の1以下の水準だが、特にベトナムやタイは人口が多く、市場規模の大きさが魅力。

さらに経済成長率を見てみると、特にマレーシアとベトナムは成長率が高く、日本の高度経済成長期並みの数字となっており、この市場規模と経済成長率が大きな魅力の一つと言えそうです。

東南アジアの対日世論調査

さらに、外務省の2021年の対日世論調査によると、東南アジア各国の人の日本に対する信頼度、また友好関係であると認識している割合がいずれも90%を超えており、国家間の関係の安定性が大きなメリットのひとつと考えられます。

東南アジアのデジタル広告およびインフルエンサーマーケティング市場規模

東南アジアのデジタル広告市場

statistaのデータによると、2022年の東南アジアのデジタル広告市場規模は2018年の約2倍に達していることがわかります。

また、we are socialのデータによるとタイ、ベトナムのデジタル広告の比率は4割から5割と比較的低くシンガポール、マレーシアは6割から7割近くで高い数値となっていることが顕著に現れています。

東南アジアのインフルエンサーマーケ市場

statistaのデータによると 2022年の東南アジアのインフルエンサーマーケティング市場規模は2018年の約4.5倍に成長。

さらにwe are socialのデータによるとシンガポール、マレーシア、ベトナムのデジタルマーケティングに占めるインフルエンサーマーケティングの割合が5%を超えており、日本の約2倍となっていることがわかります。

東南アジアのSNSの使用状況と使用習慣

インターネットおよびSNSの使用時間

we are socialのデータによると東南アジア4カ国のインターネットおよびSNS使用時間は
いずれも日本より大幅に長く、1.5倍〜3倍に達しています。

SNS 5媒体の使用率とSNSの使用目的

マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナムいずれもFacebookの利用率が非常に高く、Twitterの利用率が低いことが顕著となっています。さらにタイ、ベトナムはシンガポール、マレーシアと比べTikTokの利用率が高いことが一つの特徴です。

また、東南アジア各国のSNSの使用目的のトップは「家族や友人と連絡を取り合う」で45%〜60%弱となっており、日本のSNSの使用目的のトップは「空き時間の利用」で30%弱と日本と東南アジアではSNSの使用目的にも大きな差があります。

さらに、使用目的を「購入する商品の検索」に絞ってみると、日本以外の国はその割合が20%弱〜30%強にのぼり、SNSが商品検索時に重要なツールとなっていると言えそうです。

KOL Radarの独自データから見る日本とマレーシアのインフルエンサー

インフルエンサーのカテゴリーTOP3

KOL Radar独自のAI分析機能を使用し、インフルエンサーカテゴリーを自動で振り分けその数を集計。
日本、マレーシアともに最も多いのはグルメ系インフルエンサーであるとがわかります。

インフルエンサーのエンゲージメント率

KOL Radarはフォロワー規模別のインスタグラマーのいいねとコメントを合わせたエンゲージメント率を集計。

日本はナノインフルエンサーのエンゲージメント率の高さが顕著。
マレーシアはフォロワー50万人を超える大型インフルエンサーのエンゲージメント率が低い傾向にあります。

使用頻度の高いハッシュタグTOP10

KOL Radarは、過去半年間にインスタグラマーがメンションした回数の多いハッシュタグTOP10を集計。

日本、マレーシアとも地名に関するハッシュタグが多く使用されていることがわかります。

最後に

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