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伊香保くらし泊覧会 開幕

3つのPOINT
①群馬県伊香保温泉での宿泊を通じて「くらしの美」を体感
②作り手・売り手・使い手が出逢い、日本の未来を語る場に
③デザイン活動家・ナガオカケンメイ氏も参画

【1】伊香保くらし泊覧会 概要

伊香保くらし泊覧会実行委員(いかほ秀水園、千明仁泉亭、松本楼、民芸山白屋、akamanma、株式会社グラスロード、一般社団法人TEKITO DESIGN Lab)は2021年1月12日〜25日(2週間)にかけて、「伊香保くらし泊覧会」を開催いたします。

「伊香保くらし泊覧会」は、いかほ秀水園、千明仁泉亭、松本楼の3旅館合同の企画です。旅館内に、県内作家の料理の器や客室内の絵画など “くらしにまつわる道具”をちりばめ、宿泊を通じて実際に使ってもらうことで「くらしのなかで美しい道具を使う喜び」を体感していただきます。

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【2】企画の経緯

 このプロジェクトは、伊香保の自然を愛した芸術家、竹久夢二に共感した伊香保温泉の若女将たちの思いから始まりました。

 竹久夢二は大正ロマンの代表と呼ばれる画家であり詩人です。榛名湖の風光に惹かれ、昭和5年(1930年)に「榛名山美術研究所」設立構想を発表。自然からインスピレーションを受けて作られた、美しい作品を世に残そうとしました。しかし病に倒れ、その夢は実現には至りませんでした。(その後、伊香保温泉には竹久夢二伊香保記念館が開設されました)

榛名湖畔に立つ夢二

写真提供:竹久夢二伊香保記念館

 それから90年後の2020年、新型コロナウイルス感染拡大の影響により伊香保温泉を訪れる観光客は激減し、観光業の売り上げは大幅に減少。群馬県内の小売業・製造業もコロナ禍で売り上げが低迷しています。

 この現状に、夢二の思いを受け継いだ若女将たちが立ち上がりました。県内の作家に協力を仰ぎ、群馬県産商品を体験利用する機会を旅館内で提供する伊香保くらし泊覧会を企画しました。群馬県産商品の魅力、ひいては地域の魅力そのものをPRし、かつ複数の旅館に分散配置することで町内回遊観光の仕組みを作り、夢二が願った「美しいくらし」をこの伊香保くらし泊覧会から、日本そして世界に発信していきます。

【3】トークイベントも開催予定

 開催期間中、特別企画としてトーク・ライブ・ワークショップも予定され、トークイベントでは、全国的に活躍されるデザイン活動家で「ロングライフデザイン」をテーマにD&DEPARTMENT PROJECTを創設したナガオカケンメイ氏をゲストに迎え、作り手・売り手・使い手がそれぞれの夢と日本の未来について語り合っていただく予定です。詳細は公式HPやSNSで随時配信予定。

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公式HP:http://ikaho-kurashihaku.jp
instagram:@ikahokurashihaku

問い合わせ先:伊香保くらし泊覧会実行委員
mail:ikaho.kurashi.hakurankai@gmail.com

文:蛭子彩華


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