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ChatGPT過大評価では

チャットGPTに対して世間は勘違いしていると思います。それは「技術が革命的」である事と、「革命的な仕事ができる」事を混同しているからです。チャットGPTは革命的な技術ですが、だからといって革命的な仕事ができるかと言えば、それは無理だと思います。

Alロジックから考えれば、チャットGPTは他の専用AIの様な人間の能力を超える物とは違うと思います。 画像認識AIや囲碁AIは人間の能力を超える物があるのに、なぜチャットGPTはそうではないと思うか、理由を以下に書きます。

画像認識も囲碁も明確な到達目標があります。画像は100%正しい認識ができる事であり、囲碁は勝利する事です。 それに対してチャットGPTはどうでしょうか。 どこに目標を置けばいいでしょう。恐らく一般解を最良の回答と判断するでしょう。少数派の意見は間違い(或いはあまり良い意見ではない)と認識し、多数派の意見を正しい(良い意見)と判断するはずです。 

しかし、多数派の意見が革命的な意見であるはずがありません。誰も思いつかないから革命的なのであって、それは例えネットの中に転がっているとしても、ごく少数意見でしかないわけです。その意見の凄さを見極めるロジックを持っていなければ貴重な意見は無視されるでしょう。

また同じ理由で、論文作成に使う事は到底無理な話だと思います。
論文の生命線は新規性です。チャットGPTに作らせたら既知の事ばかりで論文になどならないです。既知の事ばかりでも、組み合わせに新規性があれば論文になり得ますが、その組み合わせも既知のものを正解とするわけですので結局だめでしょう。

批判的な内容になりましたが、物事は正確に評価するべきと思います。
チャットGPTは、技術そのものは本当に凄いと感じました。本物の人間がチャットしていると言われても信じてしまうくらいです。しかし、内容は大した事なく
ブレーンと呼べるものではないのです。

内容は重複しますが、こちらもよろしければ見てください。
チャットGPTは本当に凄いのか
チャットGPTで論文作成は不可能と思う理由

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