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画像認識プログラムを作ってみよう - 第一章「画像認識の技術について」 - 人工知能について考える

 現在の第三次人工知能ブームのキーワードは、「機械学習(Machine Learning)」であることは前節で説明しました。
この機械学習にあたっては、学習するための材料となる大量のデータ、ビッグデータの存在が欠かせません。このビッグデータを解析することで、人工知能はさまざまな局面における意思決定を行うことができるようになります。さらに、人工知能はビッグデータのなかから特定のデータに関する特徴を見出すことで、自ら学習する深層学習についても前節で説明したとおりです。
しかし、そもそもプログラム上で何ができれば人工知能と言えるのでしょうか。昨今では、ビッグデータを解析する意思決定アルゴリズムでさえ、「人工知能」などと呼ばれることがあります。果たして、それは本当に人工知能と呼べるのでしょうか?ビッグデータを活用することができなかった第一次人工知能ブームと第二次人工知能ブームでは、何をもって人工知能とされてきたのでしょうか。
 画像認識について学習する前に、その技術の基本となる人工知能と呼ばれるものに対して、本節にてもう少し詳しく見てみます。

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