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画像認識プログラムを作ってみよう - 第四章「Webアプリをモバイルアプリにするには」 - Monacaの無料プランと有料プランの違い

Monacaは、無料で利用することができます。無料プランのままでも、AppleストアやPlayストアに作成したアプリケーションを登録することができます。個人なら無料プランのままで十分ですが、チームで開発するなら有料プランがお勧めです。

 無料プランは、「Freeプラン」というプラン名が付いています。
まずはMonacaでどういったことができるのかを十分理解するために、最初はFreeプランで始めることをお勧めします。
ちなみに、著者はFreeプランのままでMonacaを利用しています。
FreeプランのままでもAppleストアやPlayストアに登録可能なアプリケーションを作成することができますし、ブラウザで提供される総合開発環境(IDE)を利用することも可能です。
著者のばあいは個人利用ですし、基本的な使い方はまずWebアプリケーションを構築してからそのWebアプリケーションをモバイルアプリ化するためにMonacaを利用しています。
そのため、Monacaはモバイルアプリを作成するためにビルドする程度の使い方でしかありませんので、このような使い方であれば、Freeプランで十分です。
ちなみにFreeプランのばあい、当然ですが有料プランと比較すると、制限があります。有料プランと同様、Freeプランでもすべての作業を行うことができるのですが、以下のような制限があります。

・クラウドIDE(プロジェクト数は3個まで、ストレージは250MBまで)
・リモートビルド(3回/日まで)
・実機デバッグ(同時接続台数は1台まで)
・Cordovaプラグイン(コアプラグインのみ)
・プッシュ通知(1,000回/月まで)
・GitHub連携(publicレポジトリのみ)

Monaca - Freeプランについて
https://ja.monaca.io/free-plan.html

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また、Freeプランのばあい、非商用のためにしか利用することができません。すなわち、有料のモバイルアプリを開発することは禁じられています。
 なかでも、1日にビルドできる回数は3回までという制限が、少し厄介です。ビルドがうまくいかずに繰り返しビルドしていると、すぐにその日の上限回数に達してしまいます。この上限設定のために開発が進まないようであれば、有料プランへの乗り換えをお勧めします。
 では、有料プランについて見てみましょう。
有料プランは、個人でも本格的にMonacaを利用してモバイルアプリケーションを開発するばあいや、Monacaでチーム開発するばあいに効率よく利用するためのプランが用意されています。

Monaca - プラン一覧、価格表
https://ja.monaca.io/pricing.html

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月額固定料金ですので、それなりのランニングコストがかかってしまいます。
それでもMonacaがモバイルアプリ開発のかなめであるのならば、またMonacaを商用利用するのであれば、このランニングコストの発生は必然なのかも知れません。
 Monacaの料金プランをまとめると、以下のようになります。

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 ちなみに、Monacaを利用するにはMonacaのユーザー登録が必要です。Monacaのユーザー登録については、次項をご覧ください。

・Monacaは、無料で利用できるプラン(Freeプラン)と有料プラン(Proプラン/Businessプラン/Enterpriseプラン)がある
・Freeプランでも、AppleストアやPlayストアに登録できるモバイルアプリケーションの開発が可能
・Freeプランのばあい、1日にビルドできる数が3回に限られており、また登録できるプロジェクトの数は3つまでに限られる

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