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画像認識プログラムを作ってみよう - 第四章「Webアプリをモバイルアプリにするには」 - Monaca(モナカ)とは

Monacaは、クラウド上でスマートフォン向けアプリケーションを開発するための開発環境です。ブラウザだけでiOSやAndroid OS向けのアプリケーションを開発することができますし、すでに開発済みのWebアプリケーションをスマートフォン向けアプリケーションに流用することも可能です。

 Monaca(モナカ)は、アシアル株式会社が開発した統合開発環境で、HTMLやJavaScriptでスマートフォン向けアプリケーションを開発することができます。

アシアル株式会社 - インターネットの成長を牽引する
https://asial.co.jp/

Monaca - HTML5ハイブリッドアプリ開発プラットフォーム
https://ja.monaca.io/

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アシアル株式会社のホームページ

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Monacaのホームページ

PHPやPerl、Rubyなどで開発したWebアプリケーションをそのまま利用することができるため、まずはいったんWebアプリケーションを開発した後、それをそのままスマートフォン向けのアプリケーションとして転用するといったことが可能です。
しかも、iPhoneのiOS向けアプリケーションでも、GalaxyやAquosなどのAndroid向けアプリケーションでも、どちらでも開発が可能です。また、iOS向けアプリケーションにするのか、それともAndroid向けアプリケーションにするのか、開発時に意識する必要はありません。コンパイル時に、どちらのアプリケーションとしてコンパイルするのかを選択するだけです。

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 さらにMonacaは、開発環境のプラットフォームを選びません。ブラウザがあれば十分です。しかもさらに、iOSやAndroidのアプリケーションとしてもMonacaのデバッガーが提供されており、ブラウザでのデバッグ操作にやりづらさを感じた場合は、Monacaデバッガーのアプリケーションをインストールするのもよいでしょう。

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AndroidのMonacaデバッガー

 本来であれば、iOS向けアプリケーションであればSwift、Android向けアプリケーションであればJavaと、それぞれ別のプログラミング言語で開発しなければなりません。それらのプログラミング言語の学習、開発環境の準備を考慮すると、2つの異なるプラットフォームでの開発がいかに大変なことかが理解できるかと思います。
しかし、Monacaであれば、HTMLとJavaScriptの知識だけで、この難しいハードルをクリアできるのです。
 本章では、後の節において、第5章で開発したWebアプリケーションを、実際にiOS向けアプリケーションとAndroid向けアプリケーションに転用してみます。

・Monacaは、HTMLとJavaScriptだけでiOS向けアプリケーションとAndroid向けアプリケーションの両方を開発できる
・Monacaの開発環境は、ブラウザで実行可能。そのため、開発のためのプラットフォームを選ばない
・Monacaで開発したモバイルアプリケーションは、開発後にiOS向けにリリースするのかAndroid向けにリリースするのかを決めることができる


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