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画像認識プログラムを作ってみよう - 第三章「クラウドサービスを利用した画像認識」 - テスト

では、完成したアプリケーションを検証してみましょう。日本の有名人の認識率はまだ低いですので、うまく認識されないと思った場合、海外(特にアメリカ)の有名人の画像で検索してみてください。

 アップロードしたURLを開き、次のようなWebページが表示されることを確認してください。

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Microsoft社の創業者である「ビル・ゲイツ」氏の画像をWikipediaから拝借し、読み込ませてみましょう。結果は、次のとおりです。

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ページ下部の「検索結果」に、"Bill Gates"と表示されています。うまく認識できたようです。そもそも、このサンプルアプリケーションはMicrosoft社のVision APIを利用していますので、まさに生みの親とも言える「ビル・ゲイツ」氏の画像を認識できないはずはありません。
 ただ残念なことに、この検索結果を見てのとおり、認識結果は日本語表記ではなく英語表記で返ってきます。これは、日本人をランドマーク認識させた場合も同様です。
例えば、元内閣総理大臣である「安倍晋三」氏の画像を読み込ませた結果は、次のとおりです。

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このように、例え認識結果が日本人であっても英語表記になってしまいます。
 ランドマーク認識は、まだ日本の有名人の認識率が低いため、本節の冒頭で書いたような、テレビに映っている芸能人の名前を検索するために利用するには、まだ向いていないのが現状です。
今後、日本人向けに日本語表記で認識結果を取得できたり、より多くの日本の有名人が認識できるようになることを期待しましょう。

・日本人の認識率は低い。うまく認識できないと思った場合、海外(特にアメリカ)の有名人を認識させてみる
・認識結果は英語表記である。認識結果が日本人である場合も同様
・Microsoft社のVision APIによるランドマーク認識は、まだ日本で実用的に利用するには早い。今後、改善されることに期待したい


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