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画像認識プログラムを作ってみよう - 第一章「画像認識の技術について」 - 第三次人工知能ブーム

 今、人工知能がブームです。本書が紹介する画像認識プログラムについても、人工知能が用いられています。昨今の人工知能ブームは、「第三次人工知能ブーム」と呼ばれています。第三次ということは、これまでに第一次と第二次があったということです。第三次人工知能ブームが、第一次と第二次と比較をすることで、第三次にはどのような特徴があるのかを本節をもって説明します。
 また、人工知能そのものについても考えてみます。近年では、人工知能によって仕事が奪われてしまうなどといった話しが聞かれます。実際、さまざまな研究機関においても、数年後になくなる職業のリストを公表しており、その職業のなかには弁護士や会計士、銀行事務員といった本来であれば高給な知的労働者が多くランクアップされています。人類と人工知能がうまく共存する方法について、理論ではなく倫理的かつ文系的側面から人工知能について語ります。
 では、画像認識はどのような技術・手法によって為されているのでしょうか。画像認識が人工知能に分類されるわけをかんたんなアルゴリズムの例をもって説明します。また画像認識技術が現在抱える問題点についても説明します。
 本節の最後に、クラウドの画像認識サービスとオンプレミスの画像認識サービスの違いについて、説明します。オンプレミスとは、自社にサーバーを配置することを言い、クラウドサービスと対義語として用いられます。ちなみに本書では、クラウドの画像認識サービスを用いることを前提としてサンプルプログラムを開発しています。

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