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さよなら詐欺

昨日は、私のずっと好きなバンドのミニアルバムの発売日だった。

3markets[ ]
「さよならスーサイド」

というわけで、今日は私の好きなバンド3markets[ ]について書こうと思う。

私が、3markets[ ]、通称スリマを知ったのは10年位前である。
当時私が好きだったバンドと対バンしたときに初めて見て衝撃を受け、そのまま好きになってしまったのだ。

では、私の推しポイントをあげてみよう。

①ボーカルの風間さんは自称メンヘラだけど、かわいい猫とかわいい彼女がいる。

②風間さんの作る歌詞は、とてつもなく暗いのに、曲になると、とてつもなくカッコいい。つまり、歌詞の闇とメロディーの光のコントラストがとてつもなくカッコいい。

③風間さんの作る歌詞が、とてつもなく暗いので、私はまだまだ大丈夫だと思わせてくれる 笑。

④メンバーは、みんなカッコいいのに、自称陰キャラである。

そして、


⑤私たちのドロドロしている部分や、怖くて誰にも言えないような事を歌にして、代わりに昇華してくれている。


では、一番の推しポイントである最後の推しポイント⑤について、詳しく説明するために、風間さんの歌詞をいくつか挙げてみようと思う。


「あいつが本当に嫌いなんだ」 あなたが僕に話すから
特になんとも思ってないけれど わかるわかると言っている
誰にも嫌われたくはない 誰にも嫌われたくはないからね
わかるわかると言っているんだよ

(レモン)

もういい人ぶるのも疲れたな 疲れた
もういい どうでもいい どうなってもいい
大体あきた

(あきた)

こんなに、ネガティブな歌を人前で歌えるなんて、本当はすごい勇気の持ち主なのだと思わないこともないのだが、と同時に、風間さんは、歌うことで、ここまで生き抜いて来たのかもしれないなとも感じさせるのだ。

そして、ライブで歌っている風間さんを見る度に、「生きてきてくれて、良かった」と思うのである。

もしかしたら、「人間関係」や、「生きる」とか「死ぬ」とかについて一度でも考えたり、悩んだりした事のない人には、スリマの良さが分からないのかもしれない。
でも、その渦中にいたり、一度でも本気で悩んだことのある人なら、共感したり、勇気付けられたりするだろうと思う。

時には、風間さんのあまりにもネガティブな歌詞や発言に、ネガティブな私でさえも、思わず「そんなことないよ。」と慰めたくなってしまうこともある。

でも、それが逆に、自分自身について考えさせてくれたりして、なんていうか、気づかせてくれるのだ。
「そんなに気にしなくていいのだ」と。

かと思えば、たまに曲中に彼女が登場してきて、最近では幸せな様子も垣間見えたりして、ほっとさせてくれることもある。

スリマのファンは、風間さんが幸せになるのを願っているし、それによって本当に救われるのではないかと私は思っている。

風間さんが幸せになれるなら、私も幸せになれるのかもしれないと。
風間さんが生きてるなら、私も生きられると。

最後に、昨日買ったアルバムより、もう一曲。

俺は社会のゴミ カザマタカフミ
大変な底辺 人として0点

(社会のゴミカザマタカフミ)

ついに自分のフルネームを曲にしてしまった。
なんとも大胆。ネガティブとポジティブの紙一重状態である。

というわけで、今回は3markets[ ]について推してみた。

最後の最後に、一番言いたいこと。

スリマは、絶対にライブで見るべきである。
ネガティブを解放させたいなら、スリマである。

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