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人間関係のトラブルを回避するために、discordサーバを分割する【実践編】

この記事の実践編を事例として共有します。

また、該当サーバで遊んでいる皆さんに、運営として「なぜサーバを分割する判断になったのか」の説明にもなっています。(主に、分割による過疎化を心配している人達に向けた説明です。)

分割対象:「ひるま41」、41歳前後が朝7時〜夜7時まで主にスプラ3を遊ぶ場所

イカ41の各種サーバ名は「〇〇41」で統一されて言える。

ひるま41における、毎週のボイスチャットの利用時間合計と利用人数の推移

統計bot stat.botで把握できる。「ひるま41」は、2023/2/20の週に開始した。

グラフを見やすくするために、ボイスチャット合計時間の縦軸は-100時間から開始している

この数字を毎週定点観測している。管理人の私はひるまの時間帯遊べないので、この数字だけがサーバの状況を把握するヒントだ。

開始6週目に盛り上がり始める

最初のうちは毎週20人前後遊んでいたサーバだった。開始6週後ぐらいから、人数が増え始め、50人前後が遊ぶサーバになった。

4月の段階で、ひるま41の分割は検討しはじめた。経験上この人数で毎週遊び続けると、人間関係のトラブルが起きることが多かったためだ。

しかし、(実際に何かが起きていた可能性はともかく)4月〜8月には運営側に何かしらの情報が届くことはなかった。よって、50人前後が遊び続ける状態のまま継続判断とした。

8月:ひるま41に関するご意見が運営に届き始める

8月頃から運営のご意見フォームやDMなどで、ひるま41に関するいろいろな話の共有や相談、ご意見が届くようになってきた。ここは管理人にしか把握できない「定性情報」であり、数字面で何かの変化が起きているわけではない。8月は活動人数、時間共に落ち込んでいるが、これが原因かはわからない。

ここで対策を打ちたかったのだが、私が対応に時間が割けなかったこと、解決策が思い浮かばなかったことから、8~10月もそのまま継続判断としていた。ただ、このまま放置していけば何かが起きるであろうことは、なんとなく想定していた。

11月:ごく少数の人間関係悪化が原因であれば、「共演NGリスト」をつくって、サーバを分割すればいいのでは?というアイデアが浮かぶ

ある日突然思いついた。「共演NGリスト」を申請してもらうというアイデアだ。そこで実際にNGリストをフォームで受け付けてもらい、それを反映した上で、ひるま41のサーバを分割する案を思いついた。

分割すると過疎化するのでは?という不安に帯する私の想定はこうだ。

仮に
・ひるま41所属人数:160人
・毎週のアクティブ:50人
とする。

2つに分割した場合に、それぞれのサーバが25人ずつアクティブになるかというと、「遊びたいけど加われない」と感じていた層(仮に50人いるとする)が入ってくる可能性がある。結果として二つのサーバの合計アクティブ人数が増える可能性もあるのだ。こんなイメージだ。

しかしそれでも、全体として上手くいくかはわからない。

想定されるシナリオは4つ。何を選ぶか。

運営へのご意見等から、このまま分割せずに継続して盛り上がるシナリオが非常に厳しいと判断した。よって、目指すべきは分割して盛り上げていくシナリオだ。分割してもしなくても、過疎化する可能性はある。過疎化を心配している人達は、この4つのシナリオを比較した上で、分割しないほうがよいという判断をしているのだろう。そこが私と意見が違うのだと思う。

共演NGはどれぐらいの人数いたのか?

実際に聞いてみた共演NGリストの質問内容は以下となる。

質問1:discord名
質問2:共演希望者の名前(複数回答可)
質問3:共演NGの人の名前(複数回答可)

まだ締め切りは来ていないが、現在のところ、「実際に共演NGの名前を申請した人数」も、「NGと指定された人数」も、活動人数に比べるとかなり少数である。つまり、その特定の人達に配慮した「サーバ分離」ができれば「そんなことを気にせず遊んでいる層」と一緒に遊べるのではないか、が仮説だ。

共演NGと言われてる人達が少数であれば、サーバを分割せずに、その人達を追い出す、という選択肢もある。しかし、「共演NG」と言っている人達が少数派であり、仮に彼らを追い出した場合「その人達を遊ぶことに違和感がなかった層」から「その判断はどうなんだ?」と意見が出てくるのだ。

過去には私の判断でイカ41から出ていってもらった人達もいる。今後は、共演NG制度を運営の中に取り込むことで、「より良い感じに棲み分けができる方法」を検討していきたい。今回はその実験でもある。

仮説は3ヶ月後ぐらいに検証できる

活動人数は毎週履歴がとれるので、私の判断が正しかったか否かは、数字で検証できる。来年の春ぐらいに検証してみよう。

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