「宅録」をなぜ始めたのか&仕事の捉え方
皆さんこんにちは!!ik24です。今回は私がなぜ宅録をしてみようと思ったのか、私なりの「仕事」へのとらえ方、実際に宅録を始めて良かったことなどを紹介していければと思います。是非是非最後までご覧ください!!
・なぜ宅録を始めようと思ったのか
まず最初になぜ私が宅録を始めようと思ったのかについてお話ししようと思います。学生時代、放送部に所属していた私は、原稿を読む楽しさや声で伝える喜びは感じていたものの、あくまで「部活動」そのものを楽しんでいました。今でこそアニメを見る度にエンドロールを確認するようになりましたが当時は声優のせの字も頭にはありませんでした。自分の中で変化が生まれたのは高校生の時、生徒会の活動の一環でラジオ放送や校内での読み聞かせを始めた頃でした。ラジオは二人で行っていて、構成、時間配分などを考え、どうしても時間が余ってしまった時にアドリブで場をつなぐという感じで展開をしていました。読み聞かせ・ラジオというローテーションを毎週決まった時間帯にしていると、ある程度認知もされてきてラジオでの掛け合いも定番のものになっていました。先生から「声に携わる仕事があればいいね」と言われたものの「無理だよな」と思っていました。とある日、チラシを見ていると声優の養成所という文字が目に飛び込んできました。とはいえ通えるはずがないと思っていました。(東京にしか養成所がなく、そこに通うと思っていたため)ところがどっこいそのチラシをよく見てみると「福岡」という文言が記載されていました。「東京だけじゃなく福岡にもあるんだ!!」ということでその養成所に見学に行ってみることにしました。講師の方に聞くと、やはり「実際に声優になるには卒業後東京に出て行かないと駄目で10年、20年下積みをされる方もいる」とのことでした。理解はしていたもののやはり都会に出ないといけないとなるとなかなかキツイものがありました。「自分があこがれているもの・やりたいこと」と「やりたいことの現実」には大きな隔たりがあるように感じました。その現実を知って尚「何とかならないものか」と私は糸口を探していました。
・ついに発見した「宅録」の二文字
糸口を探していましたが、いいものは見つからないまま日にちだけが経っていました。半ば心には「諦め」の感情が生まれつつありました。そんな中でインターネットの検索蘭に「声の仕事 在宅」と打って調べてみました。検索結果をスクロールしていき、めぼしいものが無かったので、閉じようとしていました。すると、最後の所に「宅録」の文字が 意味を調べると「スタジオではなく家で録音すること」と書いてありました。「これは自分が探し求めていたものじゃないのか」と直感した私は早速、始めてみることにしました。これが私と「宅録」との出会いでした。
・実際に始めてみて分かったこと
早速、クラウドソーシングサイトに登録、案件に応募してみました。しかし、待っても待っても審査に通ったとの連絡が来ません。幾度も案件に応募しますが来るのは落選の連絡のみ。さすがに心が折れかけました。(それでも辞めようという結論には至りませんでしたが)「なぜ自分は受からないんだろう」、「どこが悪いんだろう」と悩み、苦しみました。解決策・勉強すべき点はないかと自分と同じジャンル(ナレーション・CV)の依頼を多く受けられている方のプロフィールを見て、私は何点か気づくことがきました。まず一つはプロフィールを充実させること・開示できる限りで詳しく記載をすること、相手(クライアント様)に対して優位な情報を提示することです。もちろんどちらも大事なのは変わらないのですが、私は「いかに相手に優位な情報を提供するか」がカギにした方が多くの案件を獲得できるのではと考えています。言葉に具体性が加え(~ができます)よりも(~のこういう部分ができます)といった方が合格をつかみやすいのではと思っています。なので私はこれまで~ができますと内容を大まかにしていたところをより具体的に書くように意識しました。
二つ目は環境・技術面の改善です。今まで私は「雑音や環境音」に関して気にしていませんでした。ところが宅録を始めるにあたり雑音や環境音についてネット、宅録をしている人に話を聞くなどしました。また自身でも雑音がなるべく入らないようにしたり反響音(跳ね返ってくる音)を抑える道具を買う、マイクをUSB接続のものからダイナミックマイクに買い替える、オーディオインターフェースを買うなどして改善を試みました(今でも完全に雑音が入らないというわけではありませんが)その甲斐もあってか案件を頂く事ができ、良かったと思っています。
・実際に宅録をしていて「良かった」と感じたこと
まだまだ宅録をしていて、勉強しないとなと痛感していますが、諦めずに続けていて良かったと感じることがあります。それは案件に通った時、納品時に感謝を伝えられた時、次回も依頼すると先方から言って頂いた時です。特に嬉しいのが「あなたに頼んで良かった」と言って頂いた瞬間です。事実あの時は喜びすぎて頭がおかしくなりそうなくらい嬉しかったです。※実際に今でもお仕事を頂いた際にはそのメールを穴が開くんじゃないかと思うほど確認し、一人で喜びに浸っています。
・私なりの「仕事」の捉え方
宅録での合否に一喜一憂している私ですが、「宅録」を始めてからこれまで目立つほどの成果を上げているわけではありません。なので周りの人から「何かしていることはあるの?」と聞かれたとき「実は宅録というものをやっていて」ということはできませんでした。実際問題として「宅録」ということ自体まだまだマイナーで「知る人ぞ知るもの」なんだなと感じますし、周囲の人・親などに話しても「ただ音を吹き込んで遊ぶ趣味」、「仕事とは別物」と切り離されて考えられているような気がしてなりません。(個人的にはこのような認識には納得がいっていません)広辞苑で調べてみると仕事とはつまり「生計を立てていく上で必要な事、また賃金が発生する労働」との記載がありました。ここで私は一つ疑問に思いました。「確かに生計を立てていけるほどのお金はまだもらっていない。しかし、労働対価としてお金が生じている。これはつまり仕事と呼べるのではないかと。宅録を文字通り「生業」としている方がいらっしゃいます。その人たちと比べると確かに胸を張って「宅録をしています、仕事をしています」とはいえない状況かもしれません。しかし、「この人がいい」と選んで下さったクライアントさんがいて「お金」を頂く以上、私は「仕事じゃない」とは言えないし、何より思いたくないと考えています。
・最後に
ここまでお付き合い頂きましてありがとうございました。この記事ではなぜ宅録を始めようと思ったのか、実際に始めて感じたこと、私なりの「仕事」への捉え方についてお話してきました。皆さんはどう感じられましたでしょうか。つなぐ、eluというサイトで音声の販売・声のお仕事のご依頼を承っておりますのでこの記事を読んで「依頼してみようかな、購入してみようかな」と思って頂けましたら、記載しておりますリンクをポチッとして頂けますと幸いです。どうぞよろしくお願い致します。重ねて長い文章を読んで頂きましてありがとうございました!!
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