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ひとりごと 善意の批判とつけ狙う悪意 あわしまの問題

あわしまマリンパークのクラファン問題について触れます。とはいえ、基本的によっぽど未来が見えてきたら別ですが、現状はこれ以上投稿しませんししたくもありません。あくまでも私見です。
Xで本格的に投稿するのは、正直Xの僕の利用方針からかけ離れておりnoteを利用します。僕は後述の点からやや批判寄りの立ち位置ですが、正当な批判をかけ離れていたり、某有名時事系インフルエンサーの投稿(リンクも考えたけどインプ稼ぎになるの嫌だからしない)に批判者が狂喜乱舞したりするのはさすがに明後日の方向に行っているのではないかという疑念から状況を整理する意味でも投稿します。
先に言っておくと、○○砲とか言いますがそんなものにぬか喜びするのは非常にダサいしやめた方がいいです。元メディア人として指摘しておきますが、主要メディアが動いていない状況であり、週刊誌であれば時折重要な問題として発展する可能性があり資料として読みますが、所詮素人のインフルエンサーの発信には価値がありません。私刑の拡散にすぎないので。
ただ、週刊文春のような知名度がある状態で私刑を平気でやるようになったことは、本当に日本の言論の上で由々しき事態ですが…。あくまでも事実に基づき、憶測ばかりを呼ぶようではそれは報道ではないし、その点のリテラシーを持っていない人がツイッタランドは多すぎて、ましてや当初は正当な批判をしていた人までが拡散できるからと乗っかってしまうという…言論空間としての危険性すら感じます。

事の発端を整理


さてあわしまのクラファンが炎上した経緯(ホテルが抜け出した過程などは省略)について。元々運営会社が破産法違反で立件されるなどいわくつきの状態で、後継会社の意向を受け急きょ閉園が決定。ラブライバーを中心に多くの来園者が訪れたことで閉園が2月末までずれました。
ある種の大団円で「再開を目指す」との伊藤裕館長の言葉のもとで閉園したのですが、恐らく(ここは憶測と強調)運営側の意向でクラウドファンディングが実施され、当面のエサ代や従業員の雇用維持を目的に「ファイナルパーティー」なるものが開催されました。内容には賛否があったもののひとまず3月9,10日にパーティーを終えたところ、3月末に「ラブライバーが来れなかったから」という取って付けたような理由で再開催を発表。
活動報告もないままにファイナルを2度やって、集金しようというあからさまな魂胆が見え、1度目に参加したインフルエンサー的なラブライバーが猛烈に批判し、炎上。便乗する形でいろいろな報告が上がっていき、批判が批判を呼んでいます。

ざっくりと言えばこういった状況ですね。
今回の問題、3月10日に参加した僕の考えやそれぞれの立場への疑問を整理したいと思います。

止められなかった阿漕な商売、一度失った信頼は取り戻せない

まずはあわしまマリンパーク運営会社についての疑問点
➀突然の閉園、従業員も園のファンも無視した強引な閉園はありえないこと
②水族館で動物保護というものも必要な立場ながら全くと言っていいほど、他園への引継ぎを考えられていない愛護精神の皆無な態度
③最後を銘打ったクラファンの活動報告もないまま、2度目のクラファンを打ち、善意のファンを金づるとのみ考える阿漕な商売姿勢
④破産法違反で経営幹部逮捕も後継として愛なき継承。淡島ホテルと異なり、とんでも会社が実質的に事業継続をしてしまったことへの疑問

概ねこのような点が問題点で、現実問題としてあわしまマリンパークは、縁の再建、再開を何かしらの形で期待する人たちからの信頼をも失ってしまいました。ただ、動物の行き先は決まっておらず人質状態で、館長は再開を目指すとしており運営会社とのちぐはぐな対応のなかで下手に即刻つぶせとは複合的にいえない状況かと思います。
間違いなくいえることは、前運営会社、それを引き継ぐ会社ともに水族館経営をしてはいけない、させてはいけないトンデモない倫理観であるということでしょう。今回の問題の発端であり、元凶です。
ただ、現場側と運営側をいろんな考察(というか妄想)から切り離す指摘をするラブライバーもおりますが、その点は一部僕は否定的なニュアンスでとらえています。
というのも④で逮捕されたものの不起訴(起訴猶予か嫌疑不十分か不明)となったのが、伊藤館長であるからです。
そして、1度目のクラファンについて、あくまでも投資であるため、僕なりにリスクヘッジとして言質を取る必要があると考え、再開を目指す意思があり、そのもとでエサや雇用維持という使い道なのかということを問い合わせています。回答は再開を目指していることと、その上で目的は記載の通りとのことでした(ゆえに僕は第1弾は参加している)。つまり、再開を目指すなかでクラファンを実施したという点では館長の発言と運営会社側は少なからず共同歩調を取っているとも解釈できるのです。

なので次は現場幹部(主に館長)への疑問点を挙げます
➀過去の言動、立場から、破産法違反事件では、従属的立場として起訴を免れたと推察できるが、少なくとも館長としての明確な説明、釈明がないまま再任されていることへの違和感
②株式会社フェニックス立ち上げメンバーのように淡島ホテルにおいては会社側の不正に対し現場の幹部社員が首をかけて戦い、今再生に向けて香港のファンドの支援の下活動している。なぜ、後継会社において館長の座にそのままとどまったのか。
③再開をめざし数社と交渉。する立場にありながら、クラファンに関する声明はなく、対抗するそぶりもない。館長としてもGOサインを出しているのか、それとも否定的なのかが不明で、混乱を加速化させている。なぜ態度表明をしないのか。

実際にこの問題を考える上で、確かに現場側と運営側の同一視論というのは違和感がありますし、現場スタッフの対応もまちまちでした。とはいえ、明らかに館長は立場上、ここで淡島ホテルのように行動しないということは不信感を持たれることは理解できるはず…。
昔、和歌山の某水族館施設でも非常にややこしい問題があり、立件は不可能と検察が判断した案件があったのですが、やはり田舎の水族館で、しかも島の借地権やらも絡みややこしいのはよくある話で利害関係者も多く、足を引っ張る人間も多くいるものです。だからこそ中途半端な立場でいて「沈黙は金」でいることはただただ疑念を深めることに他ならないと思います。

現状の体制ではもちろんのこと、正直この館長の姿勢で新しいスポンサーが見つかるのか、見つかって大丈夫なのか、疑念は尽きません。
とはいえ、一番問題視しているのは行き過ぎた批判姿勢です。事実も不明確な状態で、完全にネット上で悪意の拡散をすることで、無関係な批判まで広がっていることでしょう。第1弾のパーティーの正直な感想と共に、一部批判者、ラブライバー、それぞれへの苦言を次は呈します。

気持ちはわかる…それでも行き過ぎた批判は良くない。

実際に3月10日にファイナルパーティーに訪れた感想を率直に申し上げます。
➀特別性はない、ただただいつもと変わらない行事をやっている。
②飯は少し時間がかかるものはあるが普通に食えるし、まずい批判は何を期待しているのか。あくまでもクラファンのお返しでは?
③飲み放題はつけると天国、つけないと地獄。ただ、細部でサービスもあり、心意気を感じることもあった
④むしろクラファンに豪華ビュッフェなどと銘打つことが問題。景品表示法的に問題ありそうだけどまあ立件は無理
⑤早く活動報告として、目的に使われたことを示せ


カレーはなかなか来ないけど、ケーキと肉はなかなかおいしい


正直に申し上げて、「まずい」だの「なにもない」だのは個人の感想の域を出ないから責めませんが、「クラファンに何を豪華なものを求めているのか、出てこないのは時間をうまくずらすなりしないといけない話でしょ」というのが率直な感想です。
オークションがないのは約束事と違うのではないかという批判で通じると思いますが、クラファンのお返しの内容を過度に批判をするのは批判として筋が違うと思います。あくまでも「投資は自己責任」の範疇です。
あくまでも2度目の開催という信義則に反した阿漕なやり方への批判をすべきではないかというのが批判者への僕のスタンスです。
悪意の拡散は某暴露系インフルエンサーだけでなく、実際に僕の元にもDMで「例の島のゴタゴタが大好きなだけです」と送ってきて、あわしまへの批判をあおるようなリプをX上で繰り返している人がいます。完全に悪意の拡散です。スクショとったけど、一応公開しないので安心してください。
そして、そうした人たちはよく見ていくと、単純にオタク嫌悪丸出しで容姿、臭いなどのテンプレ的な中傷まがいの批判したうえで「ATM」と揶揄して従前からラブライブとのコラボをしている淡島全体への批判、果ては沼津とラブライブの協働そのものへの批判にすり替えられています。
そもそも地元の人間かどうかは不明なのですが、基本的にオタク聖地、中でも人気になるほど(田舎過ぎるとこだと比較的地元は静かかなあ)たたかれやすいことは大前提として理解しておくべきで、善意の批判でも行き過ぎると拡大解釈した悪意に変換されて拡散されることは理解しておくべきです。

ラブライバーもカッカせず、楽しむことが一番のカウンター

ラブライバー側についても、「オタクを裏切ったらどうなるか」とか上から目線の発言が「いやだまされてるくせになに言ってんだ」的な感じで炎上していますので、いくつか指摘しておきます。これは単に自戒を込めてかもしれませんが…
➀地元の聖地に関わる人はネットの悪意とは全く別に自然体で受け止めているし、オタクへの理解も高い。だから長く良い関係が築けてきた
②悪意の批判者は基本的にネット上の民でしかない。特にツイッタランド。いろいろと反論したい気持ちもわかるけれども、無理はしない。むしろ聖地に行って、見てポジティブな気持ちを発信すればそれが一番。
③オタクだけで成り立っている街はない。過度なオタク様が金落としている論は炎上の種であり自省すべきこと。
④オタク文化はまだまだ根強く批判される。かつオタクっぽい作品ほどはやればたたかれるときの風向きは強いと自覚しておくこと。

こんなところでしょうか。
沼津においては、過去も昔の静かな沼津に戻って…といった地元民(これはほぼ地元も民で間違いなかった)にオタクが炎上させたことがあったと記憶しています。炎上させるのはとてもいただけないと思います。そもそも普通に楽しんでいたらそのような異論は相手にもされないと思いますので。
なぜならば、住んでいても思うのですが、ラブライブに触れる内浦や駅南の人は帰属意識も高かったりラブライブで高まったりしている人も多く、それがゆえに非常に好意的な人が多いです。本当に過去から沼津の街に思い入れがある人から見れば、駅前近寄れない不良の集まり時代(風土的になのかわからんけど学生みてるとちょっとツッパリ感ありますよね笑)やそもそも漁業の衰退、革新市政や何もしない市政の中で市外への企業流出などで生活保護も少なくない中で三島にも地価が抜かれてきたなど、負の歴史も抱えるなかで一筋の光としてラブライブという唯一無二のコンテンツがあることはそれなりに歓迎されているのだろうとも思います。
それを昔に…という批判をするのはまあ想像つく層ですし。
駅北、特に駅から離れるほど転勤族、転入組も多く、どこにでもいるちょいリベラルなインテリ層もいたりするわけです。意識高い系も。帰属意識もなく、そこにコンテンツによる恩恵もまあ直接的には得られない(得られても気づけない)人たちの多くは、よくわからないけど勝手にやってくれればいいよという人が大半ですが、中には嫌悪する人もいることは容易に想像できます。正直その意見に耳を傾けていたら街が滅びます。責任取る気ないでしょうから。

沼津は民が頑張って成り立ってきた街だなあとつくづく感じます。役所はある意味遅いしことなかれ…というか雇っているタイプが偏っててオタクとかたぶんわからん人も多いと思うんですよね(笑)無関心な市民と同等レベルの動きで、清水町の方が動き速いんで隣の芝生は青く見えてしまいます。
だけれども、民が頑張っている街だからこそ毎年変わりゆく聖地、ラブライブに染まっていく姿が面白くて魅力的なんですよね。
みんな巡礼しましょう、移住しましょう。難しいことは当事者が考えるしかないので、お金落として楽しんでそれを広げましょう。
暗い話で盛り上がるのは、飲み会で愚痴を言う時だけにしましょう。
まあ本当に自戒や自省も込めて、また備忘録として書き残しておこうとトタで書いてみました。
あまり読まれなくてもいいけど、そろそろ、この話題、冷静になりたいです。


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