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「お試し移住」は必須だと思うという話

ご訪問ありがとうございます。
子育てをきっかけに地方都市へ移住した、移住ビーバーです。

今回のテーマは、移住をする前に必ず「お試し移住」をした方がいいという持論について。
ちなみにお試し移住というのは、市町村が用意している移住体験住宅で数日~数週間の滞在をしたり、移住体験ツアーに参加したりすること。

要は次のことは危険だと思う、ということです。

  • トキメキと勢いだけでいきなり移住

  • 旅行で強く惹かれた土地にいきなり移住

6つの都道府県で移住体験をしてから移住に踏み切った身として、今でもこの考えは変わっていません。むしろ移住体験を経て、よりその思いを強くしています

  • お試し移住が必須だと考える理由

  • お試し移住で何がわかるのか

こんなことについて書いています。


私がお試し移住は必須だと考える理由3つ

①現地でしか分からないことが多い

まずは「現地に行ってみないと分からないこと」が非常に多いという点。
言いかえれば、ネットや人から聞く話で得られる情報量と、お試し移住で得られる情報量とでは、全く違うということです。

例えば私が静岡県へお試し移住に行った時。
・お試し移住前(イメージ)
→静岡は温暖で天気がいい地域=外出もしやすい
・お試し移住中(実際)
→肌を刺すような日差しの強さ=公園に行くのすらちょっとためらう

移住PRサイトやYouTubeで「静岡は天気がいい」とあっても、その意味するところは様々だということです。

日差しの例はほんの一部でしかありません。
お試し移住で現地に行くことにより、こんなことが膨大に分かります

むしろこうしたことを知らずに移住するのは怖すぎる。これが私がお試し移住は必須だと思う理由の1つ目です。

②「ここが移住最有力候補」→「ここはやめておこう」がよくあった

2点目は、お試し移住を「する前」と「した後」でその場所への移住熱がガラッと変わってしまう。こんなことが実際によくあったからです。

つまり、お試し移住前は「きっと○○県△△市は気候も食べものも良いから最有力候補だ」と考えていたのが、お試し移住後には「ここはちょっとやめておこう」となっていることが、実によくありました。

そして逆もしかりです。
「ここは正直あまり期待できないかな」と考えていたところが、お試し移住後には「こんないいところだとは思わなかった。これは有力候補だ」となっている。こんなことも実際にありました。

それぐらい移住体験で得られる知見は大きいです。

③「思ってたのと違う」時のダメージが大き過ぎる

お試し移住が必須だと考える理由の3つ目は、もし移住体験せずにいきなり移住して、「やっぱり違う」となった時のダメージが大き過ぎること。

というのも、シンプルに移住には時間もお金も体力も使うからです。
大がかりなんですよね。

・お試し移住にかかるコスト(金銭的コストのみならず時間や気力といった包括的なコスト)
・お試し移住せずに移住することのリスク(=移住失敗のリスク)

両者を天秤にかけた場合、お試し移住に行っておいた方が圧倒的にメリットが大きい。これが私の実感です。

お試し移住でこんなことが分かる

さて、ここまで移住の前にお試し移住をしておいた方がいい理由について書いてきました。
「じゃあ実際にお試し移住で何がわかるの?」と疑問に感じる人もいると思います。
ここではお試し移住をすることでわかることについて、主だったものを書いておきます。

・スーパーやドラッグストアの高い・安い
→日常の買い物が高くつくか、安く済ませられそうか。大事な点ですね
・ガソリン代の相場
→地方では車必須のことが多いため、気になるポイントの1つです
・交通量
→出かけやすさや、ごみごみした印象を受けるかなど
・公園やそこに来ている人の雰囲気
→子育て移住で大事な公園。公園そのものだけでなく、地域の人や地域の子育て世帯の様子をうかがい知ることができます
・車の運転の様子
→けっこう地域差が大きいです。煽ってくる車や強引な右左折などが多いと日常で感じるストレスが増大してしまいます。ちなみに「ウインカーを出さずに車線変更する車がいる」といったレベルのことは、わりと全国どこに行ってもダメなことが多いです
・その地域の人の雰囲気
→人見知りするタイプか積極的に話しかけてくるかなど。あまり雑に括りたくはないですが、県民性というのはやはりあるように思います
・街なかや道路に落ちているゴミの量
→「ゴミをポイ捨てしまうような人」が多いか少ないか推測できます
・図書館の充実度
→ネットやYouTubeでは情報をつかみきれない部分。蔵書の量や質、来館者の雰囲気、閲覧席が多いか足りないか、WiFiがあるか、などなど
・子育て支援施設の様子
→児童館や子育て支援センター。行政の力の入れ具合や、来館者の様子を見る
・病院の数や距離感
→子育てで不安にならない程度の病院数や小児科があるか
・飲食店の多い・少ない
→外食の選択肢が多いかどうか。休日の過ごし方が変わると思います
・賃貸物件の多い・少ない
→どれだけ気に入った場所でも、賃貸物件がほぼないエリアだと移住のハードルが上がります
・街並み
→好みの問題ですが、日常的に目にする部分のため、好きになれるかどうか案外大事なポイントだと思います
・行政担当者さんからの少しリアルな話
→お試し移住で大事な部分。メールやオンライン面談では話しにくいことでも、対面だと安心感からかけっこう正直な話を教えてくれることが多いです。移住の判断に影響することもあります

まとめ

今回は移住をする前に必ず「お試し移住」をした方がいいという持論について、

  • お試し移住が必須だと考える理由

  • お試し移住で何がわかるのか

という内容で解説してきました。

お試し移住と聞くと、なんだか大変そう、面倒そう。そう思うかもしれませんが、思ってるより簡単にできます

そしてお試し移住で得られる体験は、「移住の判断を大きく左右する」ほど大きいです
移住をするならお試し移住は必須。最初からこの考えでいれば、移住で大きな失敗をするリスクをしっかり下げられますよ。

今回は以上です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。



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