000ユーラシア大陸横断の噺
『4月から車でユーラシア大陸横断します。』
出発までの間、会う人にそう話していた。
『本当にそんなことできるんかい、、、』
話しながらいつもそう思っていた。
幼い頃、初めてひとりで家を出た時のこと。
あなたは覚えていますか?
わたしはどうしても思い出せません。
気がついたら、当たり前のように外で遊んでいました。
この道の先はどうなってるんだろう。川の向こうは?山の反対側は?となりの町は?
帰りのことを考えず進み続けて、暗くなってしまったことはありませんか?
あー。やってしまった。帰らなきゃ!
でも、前に進みたかった。
帰ることは後戻り。
ずっとずっと前に進んでいたい。
目的地は決めなかった。ただヨーロッパに住んで活動することは決めていました。
ベルリンに一年ほど住みましたが、
毎日部屋に帰る自分に違和感を感じて部屋を借りるのをやめました。
また旅の生活を送ることになりました。
私は、どうやら後戻りが好きではないようです。
ふとしたきっかけで旅の話を綴ることにしました。
後戻りせずに続けようと思います。
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