夏は終わった

 今朝は「寒い」と思いながら起きた。夜明けも遅い、秋分の日を過ぎている。陽の出ている時間は短くなり、自然と共に冬衣装に切り換わって行く。
 昨日は営業に歩いたが、スーツを着ていても暑くない。有楽町から新橋の先まで歩いたが、苦にならない。

 9月末日は「ハロウィン」のはずだが、今年は例年通りのドンチャン騒ぎになるのだろうか。コロナ感染に怯えながらの仮装行列とは、どんなものなのか?
 イーズカは毎日が仮装しているようなモノなので、あまり興味は無いが、一般人はストレス解消のために大騒ぎになる。

 敬老の日や秋分の日をまとめたシルバーウィークの4連休、全国各地が大渋滞していたようである。新幹線が混み、高速道路が大渋滞という「いつもの光景」が繰り広げられた。
 人々に「自粛疲れ」があり、「発散したい欲求」が解き放たれていた。となれば「ハロウィン」も荒れる。しかしハロウィン・イベントは販売促進の観点からすると扱いづらい。商売に結び付けるのが難しい。

 クリスマスやバレンタインは「モノを贈る」イベントなので、商売のチャンスであるが、ハロウィンは「贈る」よりも「奪う」イベントである。子供が親から「お菓子を奪い」、街から平穏な日常が奪われて行く。冬ごもりの前の、ストレス発散である。

 しかし、コロナ騒動が始まって以来、自粛という「巣ごもり」を全員が続けている。もう半年以上である。
 「ヒトと接触しない」ことが大前提なので、リモートワークや「業務のデジタル化」が進んでいる。そのもとで、宅配便やウーバー・イートのようなアナログ作業が繁忙を極めている。

 ネット上で全てが完結しないことは誰でも分かる。具体的にモノやサービスが届かないと、何も起こらない。

 夏が終わり、冬がやって来る。寒さと同時にウイルスは活発になり、インフルエンザとともに猛威を振るうだろう。
 例年の風邪と、新参者のコロナが活性化したら、どちらか分からないので疑心暗鬼が社会を支配する。
 寒さは人間の「免疫力」を低下させるので、感染者数は確実に増える。

 もうすでに、信じられない「春と夏」を体験した。これから「未体験ゾーンの冬」がやって来る。


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