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あだ名の話

なんでうなぎなんですか?
飯塚うなぎなんてふざけた名前で活動していると、大体の人に聞かれます。
聞かない人も多分思っている事でしょう。なんでうなぎなの?
その疑問は至極真っ当!
そして答えはとっても簡単。
顔がうなぎっぽいから。

と言うのもですね、うなぎと言うあだ名は中学校の時につけられました。
学区の関係で、通っていた小学校と中学校はほとんど同級生が被りませんでした。
自分が通っていた小学校から同じ中学校に上がったのは、10人いるかいないか位。
あとはみんな初対面。ほとんどが隣の学区の小学校からの生徒たち。
当然彼等は六年間一緒に過ごしている訳ですから、すでに友達グループは出来上がってるんですね。とんでもなくアウェイな空気。どわ~~。
中一の飯塚は緊張しまくってたわけです。
で、入学して数日して部活見学の日がありまして、特に音楽ができるわけでもないのに「なんか楽しそうだな。知ってる近所の子もいるし。」と思って吹奏楽部の見学に行くんですね。
で、そこで出会った初めましてな同級生Tに声をかけられます。この人は後に同じ打楽器パートになるんですけど、ほぼ初対面の状態で「あだ名つけていい?」と言ってきます。
小学校の時は苗字か、下の名前にちゃん付けだったので、あだ名ってやつに憧れがあって、いいよ!って元気に返事したら「じゃあうなぎで」と。
当然当時の飯塚もこう言います。
「何故…?」
「顔がうなぎっぽいから」
顔がうなぎっぽいと言われたのは初めてだったので、ほお?と思ったのですが、Tは大真面目に言っている様子なので、(この時は分かってなかったが、本当に大真面目にこういうことを言う人だった)お、おう…好きに呼んでくれや…と了承しました。

まずうなぎってどんな顔だっけ?と想像したのですが、全体のフォルムは思い起こされるものの、顔…?となります。こいつ、うなぎの顔をすぐ想起するくらいのお魚博士なのか?とも一瞬思ったのですが、おそらくウナギ犬とかハンギョドンとかそういう顔ってことだったのでは?と後々思い至りました。ははん納得。

多分こういうことだろ。おそらく。

で、そこから部活内でうなぎと呼ばれるようになっていくのですが、これが自分的に結構しっくりきまして。うなぎ~!とかうなぎちゃんって言われるのが、性格的に合ってるなと。

名前って原則自分でつけないじゃないですか。ハンドルネームとかは別にして。
でも、その名前「ぽいな~」って思える人が割合多い。しんちゃんってしんちゃんっぽいな~みたいな。
と言うのもですね、我々は名前に引っ張られるんじゃないかって思うんですね。人格形成っていうかキャラ作り?が。元々そういう性質だろうと見越されて名付けられるというより、そう呼ばれてるうちに、自分はそういうものなんだって無意識に寄せてってるんじゃないかなと。周りもそういう扱い方をしますしね。
うなぎって呼ばれるうちにうなぎっぽい性格にどんどん寄ってった気がするんですよね。
もう人生の半分以上はうなぎで生きてるし。
年賀状もうなぎで届くし。(苗字さえ合ってれば)
なんなら「本名ですか?」って聞かれることもあるし。
あと便利。
うなぎって名乗ると大体一発で名前覚えてもらえる。
こっちは名前覚えるの大苦手なのでやべってなるけど。

飯塚うなぎです。どうぞ宜しくお願いします。

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