見出し画像

ひろゆき氏おすすめの本は『コーラン』

「ひろゆきの『人生を変えた本・ベスト3』とは?」という記事を読みました。

記事冒頭には次のようにあります。

現在、テレビやYouTubeで圧倒的な人気を集める、ひろゆき氏。
24万部のベストセラー『1%の努力』では、その考え方について深く掘り下げ、人生のターニングポイントでどのような判断をして、いかに彼が今のポジションを築き上げてきたのかを明らかに語った。

へえ。「圧倒的な人気」を集めてるんだ。

へえーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

それはさておき、私がこの記事を読んだのは、なんと、ひろゆき氏がおすすめの本として『コーラン』を挙げていたからです。

次のように語っています。

――おすすめの本の「ベスト3」を聞きたいのですが、第3位はなんでしょうか?

ひろゆき氏:なかなか難しい質問ですね……。あえて挙げるなら、『コーラン』ですかね。

え?

いやいやいや。本当に読んだかもしれないし、読んだと言っても日本語で通読したのか、2〜3ページめくっただけなのか、そのあたりもわかりませんし、とにかく真偽は不明ですが、このインタビューでは確かに『コーラン』がおすすめだと言っているのです。

みなさんに気にしていただきたいのは、イスラム教とぜんぜん関係なさそうな人が突如イスラム教に言及するときの、そのパターンについてです。

拙著『イスラム教再考』でも論じましたが、いわゆるリベラル知識人で特にポストモダン気取りの人に、

ここから先は

1,781字

¥ 300

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?