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重信と岡本を礼賛するパレスチナ過激派のロジック

国際テロ組織日本赤軍の創設者である重信房子が出所したのに続き、日本赤軍メンバーで1972年のイスラエル・ロッド空港での乱射テロ事件の3人の実行犯のうちの1人である岡本公三までもが公の場に現れました。

岡本は今もレバノンで、パレスチナの過激派組織PFLPの庇護下で暮らしている。

なぜならPFLPにとって岡本はヒーローだからです。

ロッド空港のテロは日本赤軍とPFLPの共同作戦でした。

目的はもちろん、占領者、植民地主義者、帝国主義者であるイスラエルとの闘争とパレスチナ解放です。

実行したのが日本赤軍の日本人だったのは、パレスチナ人よりも日本人のほうが警備に疑われずにイスラエルの空港に入り込むことができるだろうと考えられたからです。

では彼らは共同でなにをやったのかというと、武器を手に入れ、岡本らに渡し、岡本らがサブマシンガンと手榴弾をもって空港に降り立ち、到着ロビーでやおら攻撃を開始し、プエルトリコ人17人、イスラエル人8人、カナダ人1人を殺害した。

え・・・プエルトリコ人、関係なくない?と普通の人は考える。

しかし日本赤軍やパレスチナ過激派は違います。

朝日新聞の取材に対し、岡本を保護しているPFLPの幹部「フォアドと名乗る50代の幹部」は次のように言っています。

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