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飯山陽のメディアが伝えない本当の世界

月4回以上発行(現状、実質的にほぼ毎日更新)の月額購読マガジン。現実を著しく歪めて伝えるメディアに騙されない力を身につけたいと思う方のために、世界で本当に起こっていることは何かに…
中東やイスラム関連の最新情勢の分析に加え、多様性、ジェンダー、フェミニズム、環境、差別、移民など大…
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2022年5月の記事一覧

重信と岡本を礼賛するパレスチナ過激派のロジック

国際テロ組織日本赤軍の創設者である重信房子が出所したのに続き、日本赤軍メンバーで1972年のイスラエル・ロッド空港での乱射テロ事件の3人の実行犯のうちの1人である岡本公三までもが公の場に現れました。 岡本は今もレバノンで、パレスチナの過激派組織PFLPの庇護下で暮らしている。 なぜならPFLPにとって岡本はヒーローだからです。 ロッド空港のテロは日本赤軍とPFLPの共同作戦でした。 目的はもちろん、占領者、植民地主義者、帝国主義者であるイスラエルとの闘争とパレスチナ解

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重信房子氏の手記について考える

国際テロ組織「日本赤軍」の重信房子元最高幹部(76)が本日、懲役20年の刑期を終えて出所しました。彼女が公開した「再出発にあたって」と題した手記を産経新聞が全文掲載しています。 冒頭には次のようにあります。 私にはやはり解せない。何一つ解せません。 私が解する必要はないのかもしれません。 重信氏の手記から私が読み取るのは、彼女の偽善、欺瞞、独善性です。 なぜ最初に

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日本は差別国家だと印象操作するTBS記者

TBS中東支局長なのにロンドンに住んでいる須賀川拓氏が、次のようなツイートをしていました。 なるほどなるほど。 「アフガン人女性が日本で差別的な扱いを受けており、ビザがあるのに国外退去せよと脅迫まがいの扱いを受けている」とTBS社員がツイートすれば、それを読んだ日本人は、そうか!日本っていうのは外国人を差別し脅迫するなんて酷い国なんだ!という印象を受けます。 「事実だとしたら」と保険をかけているのは、なにかのときに言い逃れするためでしょう。 しかも最後には「許せない」

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重信房子を称賛するメディアと娘メイ

日本赤軍の設立者であり最高幹部であった重信房子が今月28日、出所するそうです。 冒頭には次のようにあります。 こうした記事の端々に、メディアの重信に対する憧憬、称賛の念がどうしても読み取れてしまいます。 まずタイトルが「日本赤軍の魔女」ですよ。彼女をこう呼ぶことにより、メディアは彼女をある種、神格化している。魔女というのは、「常人離れした人心掌握術を目の当たりにした仲間たちがつけた異名」だという。 メディアにとって重信房子というのは、どこまでいっても、「特別」な存在な

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中国と信頼醸成!と主張する朝日の見当違いな社説

今日の朝日の社説はこれです。 冒頭には次のようにあります。 典型的なイエス・バットYes But論法です。 アレです、以前売れないセールスマンのやり口ですね〜と書いた、詭弁の一種です。相手の主張にも理解があるように見せかけ、その実、正反対なことを主張する。朝日の主張はもちろん、「バット(だが〜)」の後です。 朝日によると、軍拡せず、余計なことも言わず、中国を刺激せずに、対話して、経済依存を強めれば、信頼を醸成することができ、それによって平和と安定が保たれるそうです。

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中国から金をもらいウイグル迫害問題を隠蔽する国連報告者

国連の活動を監視する組織UNウオッチが、国連人権理事会の特別報告者であるアリーナ・ドゥハンについて、中国から多額の献金を受けており、中国がウイグル人を迫害している問題を隠蔽するのに加担したと批判する報告書を出しました。 この事実には、国連、そして国連人権理事会、さらには特別報告者なるものが孕む問題や偽善が凝縮されています。 国連人権理事会について、国連広報には次のようにあります。 ところがですね、理事国には中国やらロシアやらベネズエラやらカタールやら、人権侵害をおこなっ

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勝利至上主義を批判し学歴至上主義を温存する朝日

朝日が「『聖域に切り込む』 スポーツ少年団の全国大会廃止を検討」という記事を出しています。 記事冒頭には次のようにあります。 森岡氏は次のように語ります。 なるほど、勝利至上主義では悪ではないが子供のスポーツ離れが加速する可能性があるので廃止する方向だ、と。 なるほどなるほど。 この論理でいくならば、

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今の子供、若者の未来は暗いと主張する精神科医と朝日

朝日新聞が「『空白』を共有する若者たち 斎藤環さんが案ずるコロナ世代の将来」という記事を掲載しています。 冒頭には次のようにあります。 このインタビュー記事を読むと、「今の子供たちはもうオワタ」感に溢れており、暗澹たる気持ちになります。 しかし私は思うのです。 そんなわけないだろう、と。 なぜなら私には娘がいて、その娘や同級生の姿は、この人が語る「今の子供、若者像」

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片付けられない女性はダメ?と訴える朝日の矛盾

朝日新聞が「片付けられない女性はダメ? のしかかる家事、育児 募る苦しさに」という記事を出しています。 冒頭には次のようにあります。 ADHDの女性を取材した鈴木彩子という記者は、次のように訴えます。 しかしこれはおかしい。 「何もかもできないといけない」という価値観を社会に、人々に強制し、あるときは人々を劣情にからせ、あるときは「自分はダメだ」と落ち込ませているのは、まさに

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キラキラネームを推進する朝日の意図

戸籍に新たに読み仮名を記載する検討を進めてきた法制審議会(法相の諮問機関)の部会が発表した中間試案について、朝日の記事には次のようにあります。 はい、そうです。朝日は「光宙」と書いてピカチュウと読ませる名前が可能になることを、とっても喜んでいるのです。 なぜか? それはこれまで、朝日がキラキラネームについて出してきた記事を読めば一目瞭然です。 例えばこちらの記事。

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「美女美男図鑑」を批判する朝日と上野千鶴子

近畿大学が大学案内のパンフレットに「美女図鑑」「美男図鑑」というコーナーを設け、現役学生を紹介していることについて、朝日が猛批判を展開しています。 記事冒頭には次のようにあります。 記事冒頭から朝日の結論はすでに出ています。 美男美女図鑑はアウト! ということです。しかしここに問題がある。 ある事象、行動について、それが社会的にアウトなのかセーフなのかを判断するのは誰なのか、その規範は誰が作るのか、という問題です。 朝日の場合、それを決めるのは

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トルコが北欧2国のNATO入りに反対する理由

トルコのエルドアン大統領がフィンランドとスウェーデンのNATO加盟について異議を唱えました。 時事通信は次のように報じています。 トルコのエルドアン大統領は13日、両国の加盟を「前向きには考えていない」と発言。両国に関して、トルコ当局がテロ組織と見なす反政府武装組織、クルド労働者党(PKK)の活動拠点になっているなどと主張し、不満を示した。 エルドアンはなぜこんなことを言っているのか。 それは今のトルコの政策、外交上のスタンスについて考えれば明白になります。 トルコ

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TBS中東支局長がアラビア語ができない件

TBS中東支局長の須賀川拓氏は、中東支局長なのにロンドン在住で、しかもアラビア語ができないそうです。 まずですね。 須賀川氏は自身のツイッターのプロフィールに、こう書いています。 そして須賀川氏は英語がお得意のようです。 先日もお得意の英語でこのように書いて、私のことをバカにしていました。 しかし一方で、「ジーザス」はカタカナ。 私は日本人相手にいきなり英語でツイートしたり、英語人ぶってジーザスとか言っちゃうの、ものすごくカッコ悪いとおもいますが、まあ、感性は人そ

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TBS須賀川記者の偏向ツイートの数々

TBS中東支局長なのにロンドン在住の須賀川拓氏は、以前からですが、私のことをたいそうバカにしてらっしゃいます。 itが何なのか、shesというのがshe isを短くしたものなのか、なんやよくわかりませんが、とりあえずとっても見下していることだけはよく伝わってきます。 上等じゃありませんか。 しかもこのようなツイートもしている。 私は「窃盗がいけないと親に教わるのはズレている」などとは言っていません。世界中の人々が、みな自分と同じ価値観を共有していることを当たり前の前提

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