剣山に登って、宝物をみつけた

徳島県にいます。
昨日は剣山に登ってきました。
いつからか、ずっと登りたかった剣山。

実は、登ってる最中に、、、
この旅で一番、号泣しました笑

何で泣いたかというと、、、

おむすびです！！！！

前日の夜に愛媛県で、持たせてくれた
おむすび３つを持って、登山を始めたんですけどね。

泣いた。

美味しかったのは、美味しかったし、
塩むすびに梅干し入れて、海苔が巻いてあるだけ
一個一個、丁寧に紙で包んでもらってた

その、おむすび。泣いた。

自分で言うのも何だけど
めっちゃいい涙やった。よかった。

センパイの言葉を借りるならば、、、
「涙は心の自然治癒力やで」

もう、引っ張るのやめよう笑
もったいぶるのやめよう

そう言うとこ、僕にはある笑

うん。
何で泣いたかって言うと、、、

米粒、一粒一粒に
つくってくれた二人と
その人たちを産んだ人たち
そして、二人が選択してきた
ありとあらゆる出来事を

稲という植物の種である
お米から感じたからです

このおむすびのお米を育てた方と
出会ったのは、17年前の三重県鈴鹿でした

当時は、田舎に暮らしてなくて
機械を作る仕事をしていました

次に会ったのは、北海道で、
僕が、農業を
ニートや引きこもりの仲間としてた時代
一緒に、田んぼや豚の世話をしました

次に会ったのは、愛媛県の山奥でした
田舎の一軒家を手に入れて、
一緒に七輪で椎茸を食べたっけ

そして、百姓になっていった。
奥さんも紹介してもらった。

年齢はすごい離れてるけど
その人の悩みとかをたまに聞いて

僕は適当なことをよく言ってた笑

よく言われるけれど
僕の適当な時ほど、
自然の声をそのまま伝えてるから
結構、響いて残っているらしい
（自覚なし笑）

そして、いよいよ、
この旅で、はじめて
その人の稲を見た田んぼに入った

マコモの田んぼだたったけど
足の裏で感じた

いろんなことがあったに決まってる

通りすがる人と話す姿や
地域に根付いた姿に感動しながら

最後に奥さんから、
おむすびを渡してもらった

「これ、大したことないご飯だけどね」

いや、めっちゃ大したことがある

ご飯を炊いて、梅干し入れて
おむすびにしただけかもしれない

だけど、お米を育てる過程が
全て詰まってる。

夫婦で、いろんなことを感じて、
意識してるしてない関わらず
稲や田んぼの土と会話をし続けて

農薬を使わないから、
腰を曲げて草を取り続けて、
水の調整や雨風、
自分自身のコントロール
夫婦でバランスとって生きること

いろんなことを感じて
行動してできたお米だから

このおむすびができるまで
１６年、いや、その人が生まれないと
できなかったから６０年（年齢バラした笑）

いや、そこにある田んぼがなかったら
そこにいる人がいなかったら
そこにある村がなかったら
そこにある木々がなかったら

僕は、このおむすびに出会ってない

そう感じると、食べながら泣いてた。

それがたまたま剣山の登山中に
２週間運転ばかりして、体力がなく
湧き水で研ぎ澄まされた感性に

バッチコーンってハマってしまっただけ

昔、剣山の麓にある
忌部山で、不思議な体験をしたことがあった

「おかえり」って声をかけてもらい
一緒に歌を歌った。何かを思い出す経験だった。

だから、剣山のこと、いろいろ知ってる。

だからといって、
本当にそこに、なにかがあるとは思ってない
あったとしても、それはあったというだけの話

だけど、今回の旅が決まった時に
登ってこようって同時に決まった場所。

宝物やった。

おむすびに感動できる
内側から湧き上がるエネルギーを
僕は思い出すことができた。

最後に一つ。
思い出す言葉がある。

昨年の秋、インドに行って
ホーリーバジルに感謝してまわってる時

僕は、悟りを開いた聖者とたまたま出会って
「日本にすぐに帰りなさい」と言われた。

そして、こう言ってもらった

「今いる場所で幸せになれないならば
　どこに行っても、なにを学んでも
　幸せになることはできない。
　それは、君の内側にあるものだ
　今いる場所で幸せになりなさい」

敗戦してから、
日本がおかしくなったとか、
縄文時代はよかったとか、
いろんなことがあるけれど

そんなことよりも
今、目の前に出てくるご飯で

幸せすぎて、
泣くことができますか？
いただきますって言えてますか？

言えないなら、言えるような
ご飯と出会える選択を
この日本ですることができる。

日本中で今、猛暑の中、
植物と会話しながら
汗を流している人がいる

日本人という素晴らしさは
きっとそこに眠ってる

探し回っている宝物を閉まった箱は

きっと自分の身体だ。

中身にはカタチあるものはない

「空だーーーー。。。。」

剣山で感じたこと書いたつもりやけど
最後に、、、どんでんがえーし笑笑

下まで読んでくれてありがとうございます

愛やでー