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近くに感じられる挨拶みたいですき

今は、コロナ禍なので、軽い気持ちでひとり飲み寄り道しなくなったけど、ずっとずっと何年も、ふらっと知ってる人たちが働いている店へ寄り道していた。いつ行ったって、みんなが笑顔で迎え入れてくれて、カウンターでひとり、みんなが働いてる姿をみて過ごしてきた。

ぐるっと見渡せるカウンター席だと、このエリアは、海外の方、このエリアは2組など、大体決まっていて、見知った店員さんが居ない日は、よく、海外の方たちエリアに通されていた。
わたしは、英語さえも話せないのに、英語で話しかけられて、スマホが翻訳してくれて、みたいな会話や、フランス語で話しかけられて、フランスで一番好きな焼き菓子答えて、絵を描いたり、日本の数字教えて欲しいから、フランス語の数字教えてあげる、とか色々な出会いがあって楽しい。

話しが盛り上がれば、たくさん乾杯をして、笑いあって、カタコトで会話した。

それが、日本人でも同じ。

個人店の知人のお店へふらっと行っても楽しい。

おんなのひとり呑みは、昔より増えてきたけど、席が近いお客さんと交流するようなところには、あまり遭遇せず、店員さん目当てか、お料理を楽しみにきている感じがある。

わたしは、店員さんが紹介してくれて、輪に入ることもあれば、興味のある話題だと話しかけたりもして、すぐ乾杯。乾杯って近くに感じられる挨拶みたいでわたしは好き。お酒が呑める呑めない関係なく、乾杯して笑い合うっていうのが楽しい。

あなたが食べているそれはなーに?

って聞かれることが多くて、シェアしたこともあった。

行き慣れたお店だと、絶対に頼むものがあったり、季節のものを楽しんだりと色々だけど、ひとり用のものは、なんだって特別に見えるようだ。

友人と飲み屋待ち合わせもしょっちゅうだったから、友人が既に、店員さんと楽しそうにお喋りしている姿を見ると、嬉しい。何食べた?あれは、一緒に食べたかったから我慢してた、これはおかわりしてもいいかなって食べちゃった、おすすめ聞いてみようよ、とか、美味しく楽しい時間を共有できることが嬉しくて。

また、いつもみたいに、仕事帰りに、ふらっと立ち寄って、お疲れ様ー!って、初めましての方たちと乾杯する日がくるといいな、と思っている。