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父がテレビショッピングに騙された話

70代前半の父が、テレビショッピングの所謂「30分以内限定で~」という値引き商品を電話注文したところ、オぺーレターに「少々お待ちください」とそのまま「30分以内」を跨いで待たせ、再度繋がった時には限定価格から通常価格に戻った金額を請求された…と。
勿論買わなかった話だと思ったら、買ってしまったと聞いて「何で」となった。

この話も少し前の話らしく、クーリングオフしなかったのか聞いても
「もう買ったもんだからいいんだよ」
と騙されたことを認めたくないのかプライドなのか、今では6帖の小さな部屋で3万円以上の掃除機を使ってるそうだ。

母もAndroidの機種変で格安スマホにさせようと予定してたのに、1人でソフトバンクショップに行って契約に言って最新のiPhone+SoftBankAirの契約書させられた事もあった。
「ご家族にこちらのお買い物については…」
「家族にいちいち許可貰わなきゃいけない年じゃないわ!」とキレて、私に相談もなく10万以上の買い物をしてしまった。
これは確実に店員のやり口(ずっとAndroidユーザーなのに最新のiPhoneを薦めたり、SoftBank Airを抱き合わせで購入させる)に乗せられてしまった。
勿論、店員の説明なんて9割理解出来るわけもなく、購入のサインさえ貰えればいい腹づもりなのだから。
カモだから容赦ないよね。
その時ばかりは1時間以上かけて私もショップへ出向き、契約の無効に尽力したけど時すでに遅しでもっと早く契約の事実が分かってれば…と悔やんだ。

両親は離婚してるのでそれぞれから話を聞いて発覚したんだけど「購入前、誰かに相談とか意見を聞く」事をしなくてもちゃんと買い物が出来ると思い込んでる。
私も思い込んでた。

実際は70歳以上(もっと低いかもしれない)は買い物弱者としてターゲットにされてる事をもっと自覚した方がいい。

どう見てもその場でキャンセル出来る場面だろう?と思っても、父は通常価格を請求された時に反論が出来ず自分でコンビニ払いまでしてる。
騙された事も恥ずかしいので誰にも打ち明けられず、1人で騙された高い商品を使い続ける父や母を想像するとガッカリ通り越して悲しい。

そんなに心配なら一緒に住むか…?と思っても両親ともにヘビースモーカーで、私は健康的にも生理的にも喫煙者とは一緒に住めない。
禁煙してくれれば一緒に住んでもいいと言っても「それだけはやめられない」と。
健康や娘との同居よりも嗜好品がいいと言うんだからナシのつぶてだ。

自分だってもう若くないから、自分の心配だってしなきゃいけない。我々の世代はどの辺りからどんな形で騙されるんだろう…といつもやんわり恐れている。

とにかく今後はテレビショッピングをやめて、買いたかったらまず娘に連絡して欲しい。
Amazonでそれよりも安いの探してあげるから…

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