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ホークス内野陣ヒロシだらけ

森脇浩司、湯上谷竑志、藤本博史、小川史。80年代~90年代にかけてプロ野球で活躍した渋い選手だちです。森脇、藤本は監督にもなっていますから知名度が高いですが、湯上谷、小川も1000試合以上出ている名選手です。

それがどうしたと言われる方もいそうですが、察しの良い方はお気づきでしょう。全員ヒロシです。そして全員内野手です。さらに、全員ホークスに在籍経験があります。これだけ共通点の多いヒロシたちですが、現役時代が思いっきり同時期でかぶっているというのがまたすごいです。

なんと9シーズンに渡って、ホークスにはヒロシという内野手が4人いたことになります。小川史のWikipediaを見たら、一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手、内野全員ヒロシ布陣というパターンもよくあったんだそうです。すげー。

だから何だと言われたらそれまでですが、私的にはしびれるような事実だと思ったんだから仕方ありません。

当時はパ・リーグの試合、しかも南海ホークスやダイエーホークスの試合はテレビでほとんど放送されてなかったので、ヒロシたちの姿はほとんど写真でしか見たことがありませんでしたが、それぞれにキャラが立って、いかにもパ・リーグのいぶし銀内野手たちという印象を持っていました。

藤本博史はこれぞザ・パリーグという感じのズングリ系スラッガーでした。現在の藤本監督は今時めずらしいオッサン系の風貌の監督ですが、すごいのは現役時代からまんまあの顔だったということです。パ顔の代表的存在です。

森脇浩司は控えの内野手として息の長い活躍。知名度が上がったのは引退してからで、強くなったホークスで王監督の右腕として経験と実績を積んで、ついにオリックスで監督をつとめました。

2014年10月2日のソフトバンク対オリックスの大一番に敗れて惜しくも優勝を逃したシーンが監督としてのハイライトシーンでした。

湯上谷竑志は1990~1992は3年連続全試合出場と、バリバリのレギュラー選手でありながら、内野全ポジションを高いレベルでこなせるスーパーユーティリティだったようです。

二塁手を中心に通算通算1200試合以上出場ですからまごうことなき名選手なんですが、いかんせん当時のパ・リーグの露出の少なさ。どんな顔をしてるのか知りませんでした。でも、ユガミダニという珍しい姓ですから、プロ野球ニュースとかで名前が出るたびに耳に残って、名前はおぼえてました。

小川史は内野の控えとして活躍して1000試合出場にも到達。突出した成績こそないものの、渋く息の長い活躍。いかにもパ・リーグのいぶし銀というイメージです。

ホークスのヒロシだらけ内野布陣、これは空前にして絶後、プロ野球史上に残る金字塔と言っても過言ではないでしょう。いや、過言か。

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