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ゲルマニウムラジオ

電子回路の世界に入った諸先輩は、小学生の頃、きっとゲルマニウムラジオを作っていたのだろう。

私が子供の頃も、「科学と学習」か何かの付録で作った事があったかもしれないが、その道には足を踏み入れなかった。だから、真空管アンプというものも、60定年間近になるまで存在を知らなかった。というか、きっと何処かで出会ったのだろうけど、興味を持たなかった。

それが、60を過ぎて、今、電気の基本を学ぶべく、色々本を漁っている。

というわけで、今日は、ゲルマニウムラジオ!

二年ほど前に、真空管アンプの派生で、真空管ラジオを作りたくなって集めたジャンクをかき集めて今朝、思い立ったようにゲルマニウムラジオを作ってみた。

なんて事はない。写真の物(アンテナコイル、バリコン、ゲルマニウムダイオード、クリスタルイヤホン)と、アンテナ、アースがあれば、簡単にできる。組み立て10分!

科学的に考えれば当たり前のことだけど、なんとも不思議な事に、電源無しに、電波を同調して、検波したらイヤホンで聴く事ができるという物。音は小さいけど、雑音がなくハッキリと聴こえる。カミさんにも聴かせたら納得していた。

天窓に貼ったアンテナ

このイヤホンの前に、電源を使ったトランジスタを一つ噛ませて、増幅してあげれば、低一ラジオとしてより聴きやすくすることもできるのだろう。

自然科学というのだろうか?自然の現象をうまく使ってあげれば、楽しい事は沢山あるという事を教えてくれる。この歳になってもワクワクが止まらないいい音オヤジである。