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12Vで真空管アンプ、できた!(2)

先日完成した、ブレッドボード上での6AK5のハイブリッドアンプを、リアルバージョンとして、基板へ移植した。

今まで基板なるものを使った経験は殆どないので、どれくらいの大きさの基盤を買えば良いのか?どの様に回路を配置して、裏側をどの様に配線すれば良いのか?等、手探りの中作成してみた。

写真の様に、サンハヤトの基盤を地元の電子部品屋さんで、500円ぐらいで買ってきた。
これが、丁度良い大きさで、真空管アンプ部が左側、バッファアンプ部を中央、そして、電源部を右に上手く配置できた。

ブレッドボード上で上手く動いたのだから、移植は簡単かと思いきや、回路に合わせた配線図を考えるのが結構大変だった。

出来上がった後、通電してみるが直ぐには鳴らない。何かがおかしいのである。
もう一度、一つずつ部品を辿っていくと、配線は合っているのだけれど、PNPとNPNのトランジスタの配置が逆になっている事に気がついた。あんなに気をつけて移植したつもりだったのに!

気を取り直して、折角つけたハンダをスッポンを使って剥がして、取り付け直した。

さて、今度こそ、と思いきや、まだ鳴らない。
よーく回線の頭の先から、尻尾まで舐めて見たところ、な、なんと、スピーカー端子の接続のためのブレッドボード上(写真の一番右の白いブロック)の穴への差し方が左右とも一つずれていたのに気がついた。

これでは、アンプ自身まともに増幅して信号を出していても、音として出てくるはずがない。

漸く上手く鳴って一安心した。

さて、これから、このリアルバージョンをどの様な躯体を作って仕上げていこうかと計画中である。真空管の頭を躯体の上から飛び出させようと考えているのだが、右下にある電源用のトランジスタが結構デカくて高さを取るので自ずと躯体の天井が高くなる。すると、真空管の飛び出し部分も小さくなりインパクトがあまり無くなるのと、真空管の抜き差しがしづらくなりそう。

RCAケーブルでの接続を、Bruetooth経由に変えてFlacファイルを音楽として飛ばそうかと考えている。きっと、Bruetooth基盤を秋葉原で買って来れば良いのだろうと思うのだが、上手くいくか不明。

このアンプの左右にスピーカーボックスをつけて昔のラジカセスタイルにしようと考えたりしている。

色々、あーでもこーでも考えているこの時間が幸せなんだよなぁと考えながら、目の前でターンテーブルを回しながらいい音に浸っている。