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アナログびいきなのですが

基本的にレコード、真空管アンプ、バックロードホーンとアナログでオーディオを楽しんでいる私だが、最近、こんな使い方もしているという紹介。

ある場所で、天井が高い吹き抜けがあり、一階からロフトが見えるところがある。一階にオーディオセットがありアナログで聴ける様になっているのだが、時にロフトを使い天井に向けて音を発射して建物全体に無指向で音を鳴らせたいと考えた。

FOSTEX P650Kを使用した共鳴管(ブナの無垢材)

スピーカーは、共鳴管(無垢材で自作)で天井に向けてユニットが付けてある。低音は足元(ボトム)の穴から出てくる。計算では80Hz程まで出る事になると思うのだが、そこそこ低音は出る。

そこで問題になるのは、配線。
一階のアナログシステムは、実配線だけど、そこから、ロフトへコードを持ち上げると、壁に穴開けて大工事か、みっともない外付け配線になる。

暫く色々考えたり、ネットで調べると、Bruetoothが使える事に気がついた。
一階のプリアンプのRCAジャックに送信機、そして、ロフトに手持ちで使ってなかった半導体のプリメインアンプのRCAジャックに受信機を接続しそこから共鳴管へ接続。真空管プリアンプから半導体プリメインアンプへ接続なんてヘンテコだけど、技術的には問題なさそう。

これで一階とロフトは、無線で連携し、無事、共鳴管から建物全体を無指向で音を出す事に成功。一階のリスニングポジションで真剣に音楽を聴くという体制だけではなく、どこにいても全体を包み込む様なBGM的な聴き方ができる様になった。

この送受信機は、JPRIDEのJPT1という製品。
久しぶりにジャパン品質で、価格も満足。小さいので置く場所も気にならず、送信、受信の切り替えができるので、同じものが2台あれば、送受信ができる。今の環境では音の途切れも無い。

アナログびいきな私だが、この様な便利で、家の中の配線をスッキリさせる事のメリットを享受できるので採用。

この経験を元に、JPT1を追加購入して、サンルームのオーディオシステムも構築。
朝サンルームで朝食をとるときは、使わなくなったiphoneに昔沢山貯めたMP3を入れて、Bruetooth経由で、エレキットのTU-8100(PCL83)へ送り、マークオーディオのOM-MF4-MICAをラビリンス型スピーカー(合板で自作)から音を出している。

音質はさておいて、朝、山並みを見ながら、クラシックで始まる一日はとても気持ちが良いもの。カミさんも絶賛!