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DCモーターに注油してみた

駄々をこね始めたDCモーターに、ダメ元で機械油を楊枝の先ほどの端材につけて、軸の上から垂らしてみた。

確かに、回転はスムーズになったので、再度ArduinoでPWM制御を試みた。

モーターは、以前の様に回り出した。

次は、フォトレジスタが、ターンテーブルの周りについているストロボスコープ用のゲージを読み取り、そのシグナルをデジタル化してAruduinoへ読み取る仕組みを構築した。

フォトレジスタでストロボスコープのゲージを読み込む

単位時間あたりの読み込むドットの数の増減を読み取り、基準値(33.3回転)よりも大きいか、小さいかによって、if文を使いPWMの数値を1ずつ増やしたり、減らしたりして回転を安定させる様なスケッチ(プログラム)を作った。

理論的には、思った通りのスケッチができて、確かに、PWM制御を自動で増減させる事ができることは確認した。

がしかし、精度が上がらない。

原因がわからないのだが、しばらく安定して回っているのだが、突然、ガクンとスピードが落ちることがある。

スピードが落ちれば、プログラムが判断して、PWMの回転数を上げる仕組みは動いている。

しかし、そのガクンと落ちた瞬間に音がうねってしまうので、プログラムでリカバーしても間に合わず、聴いていて違和感を覚えてしまう。

あまり極端に短い時間(0.1秒あたり)でPWM制御をコントロールしようとすると、音に腰がなくなり、聴くに耐えない。かといって、1秒以上で制御すると、滑らかに速度を補正する事はできるが、先ほどの急にガクンとスピードが落ちた時に、プログラムの対応が追いつかない。

モーターを新しいものを使えば、もう少し滑らかに回ってくれるのだろうか?
ガクンと落ちることがなければ、結構使えそうに思うのだが。

思わず、ニデックの3800回転あたりのDCブラシモーターを購入してしまった。2.5mm軸径に合うプーリーをヤフオクで落札して、モーターを取り替えて試してみようと考えている。

やはり、素人の考えでは、この辺が限界だろうか?

もう少し試して、聴くに耐えないレベルから脱出できない様であれば、DCモーターでのプレーヤーは諦めざるおえないかもしれない。

その場合は、次なる手段は、ACモーターを使って、プーリーとターンテーブルの回転比をうまく合わせて作るしかないだろう。

いずれにしても、回転数の精度を究めるという事は、高度な技術なのだなぁという事を学んでいる。