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「表現とこころ賞」に参加してくれた記事まとめ⑤

元旦からやってきました、「表現とこころ賞」まとめも
今日を入れて後2回です。
今まで10作品ずつやってきたんですが、今日はこの後新年会で時間がとr
いえ、言い訳ですね。
ごめんなさい今日は6作品です。
早速やっていきます。

バックナンバーはこちら
まとめ①

まとめ②

まとめ③

まとめ④

それでは行ってみましょう。

※ナンバリングは前回の続きから
 敬称略


41、本城 雫/叫びすらしない気持ちに、前を向かせるように。#表現とこころ賞

淡々と紡がれる言葉の中に、自身の影と光を模索しているような作品です。
これを読んだ後の気持ちを上手く言い表せない自分がいます。
タイトルにあるように、叫んでいるわけではないのに、けれどそれ以上に力強く切迫してこころに訴えかけてくるような。
どう生きていくのが正しいのでしょうか。正しいという言葉も適切ではないのかもしれません。
その中でも雫さんは最後に綴られている一文に、光を見出しているような気がします。熟考させられる作品でした。


42、水上凌駕/明日を知る

歌詞として応募して頂いた作品です。
歌はこちら

過ぎた過去は決して明るいものではありませんが、それでも前を向こうとする意思が込められています。
「せめてこの先 顔向け出来ない
生き方はしないと決めたんだ」
このフレーズに強く心を打たれました。


43、安野ニツカ/つがうとは

どこか夢の香りが漂う詩作品です。
優しさ、或いは愛情のようなものが表面に張られていますが、その根底に暗く暗澹とした寂しさが隠されているように思えます。
決して溶け合うことのない肌に、こころの糸を絡め、抱きしめ合う。
書き出しの「最初に文字がうまれた」からぐっと引き込まれていきましたが、最後の一文にたどり着いた時、唸ってしまうような感情に支配されます。我々は決して一つにはなれないのだろうかと、僕に質してくれる作品でした。


44、前白犀/うそを書くということ

ご自身について語られたエッセイ作品です。
うそとは何のためにあり、何のためにつくのでしょうか。往々にしてそれらは自分にとって不都合な事実を捻じ曲げたり、或いは利益を掠め取るためといった所謂自身に好都合なようにするためのものであると考えます。
前白犀さんは最初の頃、自身を取り巻く生活や環境を楽しくするために「うそのある生活」を書き始めました。それは病に倒れ頓挫しますが、その前後でうその性質が変わったようです。
うそをつくために、うそをつく。とても純真で美しいものに見えます。
読み応えのある作品でした。


45、マリナ油森/わたしはわたしをこわしたい

呑みながら書いてはいない作品です。
自分を形作るものは何なのでしょうか。そしてそれらは果たして本当に自分らしいと、自分だと言い切れるのか。今までの自分と違ったことをすることは、人によってはとんでもなく恐ろしく周囲の目も気になるかもしれません。でも他の人はそんなに気にしてないと思います。それでも踏み出せないという方にこそこの作品は読んで欲しいです。今までの自分を否定するのではなく、ただ壊す。それは表現やこころどうこうではなく、生き方としてぐっと楽しくなるはずです。僕もおバカキャラを壊してクールで知的でミステリアスになろうと思いました。


46、こんちゃん/表現とことばの向こう側 #表現とこころ賞

表現とことばについての考察を書かれた作品です。
ご自身の経験や職業でのことを絡ませながら表現とことばについての論考が展開されています。決して難しい言葉を使わず、それでいてはっとするものがあります。
誰かに何かを伝えたい意思からなる全ての行為が表現だと仰るこんちゃんさんの論に強く同意したいです。
表現には責任が伴います。思いもよらない形で誰かを傷つけたりすることもあります。それでも表現にはこころがあり、そこに近づいていきたいと思わせてくれました。


はい。
時間が取れなくて6作品のみのご紹介でした。
明日! 明日で完結です。
じゃあいつもの次回予告をば。

その⑥(最終回)は近日公開予定です。

貴方のその気持をいつか僕も 誰かに返せたらなと思います。