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型を決める

先日、3年前に出したプランが、ほぼそのままの形で契約となった。

3年前にプランを出した時は色々な条件が重なり、今は工事をするタイミングではないのかなと思い、私の方から「今しなくとも、工事は何時でもできますから」っと、待つことをお勧めさせてもらった。確かその様に記憶をしている。

3年経って、またウチで庭造りをしたいと思ってもらえた事、まずはそこに感動しました。ただ、それ以上に嬉しかったのは、ほぼ変更なく3年前の私のプランを受け入れてもらった事。それは本当に嬉しかった。

私の型を気に入ってもらえたから・・・・・・・。

7年前、独立して一人で庭屋を始めようと思った時に、自分の庭の型という物を決めた。技術面や知識としては少しづつ良い方に変えているが、根本である型という所は変えないよう心掛けているつもりである。

若い頃は、型にはまりたくないと人と違った事や、新しい物などばかりに目を向けていたし、それが良いと思っていた。

でも、実は型がきちっと定まっっている方が、そこからの考えというのは自由度も高かったり、応用もしやすかったり、お客様の変化球な要望にも柔軟に答える事ができる。そこで、また新たな型というのが出来、それこそが自分のオリジナリティであって、オリジナルを持つということで、人にも自信を持って勧める事が出来るようにもなる。そうなって初めてプロと言えるような気がする。

ただ、型というのを持つのには長い道のりが必要で、いくつもの失敗や成功を繰り返してこそできるものなのかもしれない。だけど、自分の型を持つという事は、見通しも良くなることは間違いないと思う。

見通しが良い分、その先に続く長い道のりも楽しめるような気がする。

私も、まだまだ道半ば・・・・・。
自営業なので、お金の計算などしてリアルを考えると見通しが悪くなりそうになるが、まだまだ続く長い道のり。型をしっかり持って見通しの良い道をゆっくり歩いていこうと思う。

KATO

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