プラタナスの葉っぱ

13時に待ち合わせをして、
着いて早々2人で喫煙所を探したけれど
どこにも見つからず、
腹ごしらえをしようということになった。

お昼をたべてまた喫煙所を探していると、
いつのまにか目的地の近くに着いてしまったので、
この街の素敵なところを話しながら宿泊先に向かった。

15時にチェックインをして、ようやくホテルの喫煙所でタバコを吸うことができた。

少しの間ゴロゴロゴロゴロして、
寝てしまう前に支度を済ませて目的地へ向かった。

私たちは目的を果たしてから、薬局とコンビニ、
それからピザ屋へ寄って、部屋に戻った。
予約したピザを受け取る時、モニターに私のフルネームが表示されていて、恥ずかしかった。

翌朝、早く起きた私たちは、時間通りのチェックアウトを済ませ、街をぶらぶらすることにした。

道にはプラタナスの葉がたくさん落ちていて、
私たちは踏むとパリッと音のする葉っぱを探して歩いた。
目が肥えてきて、不発が少なくなってきた頃、
「今すごい幸せだな」と彼がつぶやいた。
それから2人で笑った。

ブランコに乗ってみたり、
地図を見ないで目的地を目指してみたり、
面白い看板を見つけたり。

たわいないこと、何気ないことを
一緒に笑って楽しんでくれる彼のこと、
やっぱりとても好きだと思った。