ステイホーム総括（前編）　(2020.5.27）

ようやく、5月26日、全国で緊急事態宣言が解けました。
ふうーーー・・・。

まずは宣言下でも変わらず働き続けて下さった、
エッセンシャルワーカーの方にお礼を言いたいです。
ありがとうございます。

でもまだまだ、ウイルスと共存できる状況とは言い難いですよね。
ワクチンも特効薬もない。
大流行が起きないようになるのには、まだ２～３年かかるかもしれない。

私個人は、あと1か月くらいは、不要不急の遠出や
店内での飲食はなるべく控えようと思っています。
美術館、映画館、劇場、温泉（スパ）も行きたいけど・・・。

仕事は、平日は時短勤務、土日はフル勤務に戻ります。
このご時世で、アルバイトという立場でクビにならなかったのは本当にありがたい。

さてさて、緊急事態宣言中は、みなさんと同じように
仕事以外では、友人とも家族とも直接会わず
ほとんど家にいました（家にいるしかない）。

そんな私のステイホーム総括です。前後編。

▼非日常の「なくなるほう」が好き

村上春樹が、前にエッセイで、

自分は「ないはずのものがある」より「あるべきものがない」ほうが好きなようだ。ストなどで電車が止まると、ちょっとワクワクする。

という趣旨のことを書いていたように思う。
ステイホームを経て、私も「そっちだな」と思った。
「加える、増える、人工」という「足し算的発想」より、「なくす、減る、自然」という「引き算的発想」が好きなんです。

これは単に価値観の問題です。「経済が止まっていることを喜ぶなんてケシカラン！」とか、そういうことではなく・・・。
もちろん、便利な仕組みやモノが増えていくのは、とてもいいことだと思っています（私もその利益を享受しているし）。
ただ、もともとの性質として「なくなる」方が好きなんだな、ということです。
単に、自分の方向性がわかったというだけです。
私がこういう随筆のようなものを書くのは、自己探求が主目的なので「あ、そうなんだね」と思っていただければ幸いです。

▼「適当」ができなくなった

・手は毎回石けん使わなくても流水で洗えばいいや
・1日くらいお風呂入らなくても死なないや
・1日くらいシャンプーしなくても死なないや
・この服、汗もかいてないし、今回は洗濯しなくてもいいか
・ちょっとくらい「ばっちい」もの触っても、まあ免疫でやっつけられるでしょ

・・・こうなる前は思っていたのだが、
それは、もう、できなくなった。
未知のウイルスのせいで（はからずも）清潔になっていく私・・・。

清潔感の尺度の違いは、軋轢を生みそうですね・・・。マスクしてない人を見ると（その人が無言で飛沫を飛ばさない状態でも）ギョッとするようになってしまいました。もはやマスクは「世間体」「礼儀」。日本のお家芸、世間の目による監視。感覚過敏でどうしてもマスクできない人もいるだろうから、あまり気にしないようにしないと・・・。

私は職場で手袋はしていなかったのですが、ずっと手袋をつけて仕事をしていた人が「もう仕事以外でも手袋が手放せない気がする」と言っていました・・・。

▼家族いなくて良かった（本心）

正直、「もし家族と住んでたら、同居の家族からも、うつりたくない」と思ってしまった。痛恨の一撃。でも本心。

私にとって、自分の精神の安定はとても大事。精神の安定に家族が必要な人もいるし、そうでない人もいるということです。あくまで私にとっては、一人暮らしが気が楽です。（孤独死の危険は常にあるけど）

同居の家族からうつったら、（小さな子どもは仕方ないとして）
その家族を許せるだろうか。
その家族が、自分と血がつながっている、いないで違うんだろうか。
家族にうつすのも嫌だな。
家族って何なんだろう。
病気がうつっても許しあえる人に出会えるだろうか？

てなことを考えてました。

で、私の話し相手はもっぱら「花」（家にいる時間が長くなるので、切り花を飾ってました）。花はいいですね。うつくしく、心の慰めになります。そろそろ野菜を育て始める頃合かも(笑)

植物ってひっそりしてるし、自分でごはんつくれるし（光合成）。えらいなあ。自立してるわ！！

▼メイクは誰のため

メイクしなくなったー。なんて楽なんでしょう！！！！！！！！！！！

マスクしてれば、眉毛だけでＯＫ！　ファンデーションもほぼいらない！　頬紅（チーク）も口紅もいらない。
（※ただ、この状態でマスクをとると残念な顔に。全体のバランスがな・・・）
化粧品会社も、これからマスク必須の時代に向けて、どんなメイク用品を出してくるんだろう。

メイクしたい人はバチバチに、興味ない人はしない。
したい時にしたい人がする。
それでいい世の中になってほしい。

そして、はやくテレビ会議アプリには「ナチュラルメイク・美肌補正機能」を、標準装備にしてほしいものです。

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「あんた気楽でいいね～、ウチなんてさ～ホント、大変だったんだから！！」という声が聞こえてきそうです(笑)
はい、気楽ですよー。その代わり、みなさんの持っているものを、私は持っていないかもしれません。
でも、私は私の人生、みなさんはみなさんの人生。
それでいいんじゃないでしょうか。シアワセならば。納得できていれば。

誰も私の人生を生きられないし、私も誰かの人生は生きられません。

みなさんは、第一波を生き残るために、本当に頑張りました！

これからもみなさんは素晴らしい人生を歩んでいくことができます。
自分のアタマで考え続け、行動し続けていれば。

続きはまた今度！