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2022.1 メトロポリタン美術館展 in 大阪市立美術館

関西に来て、初めて美術展に行きました!

メトロポリタン美術館展。

メトロポリタン美術館(NY)が改装中なので、日本初公開の絵がたくさん来ております。

大阪市立美術館。

天王寺駅から、てんしば(という公園)をちょっと歩くと、、、

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デデン!

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ジャジャン!

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ドドーン!!!

中は撮影できませんでしたが、とてもいい展覧会でした。何が描いてあるのか分かりやすくて一般的に「美しい」絵が多かった(笑) 初心者でも親しみやすかったと思います。

▼教科書に載ってる画家多数

「ルネッサーンス」の宗教画つまりラファエロ(の若い頃の絵)、フラ・アンジェリコ、ルーベンス(巨匠。絵がでかかった。うまかった)。ロココに入ってブーシェ、印象派辺りはオノレ・ドーミエ、ドガ、マネとモネ(ようやく絵で区別つくようになってきた…)、セザンヌ、ルノワール(相変わらずうまい←おい)、シスレー、ゴッホとゴーギャン(隣同士に絵が並んでてフクザツな気持ちに)・・・

と、私でも名前を知ってる画家がてんこ盛り!!!!!!

そして極めつけは・・・

▼日本初公開・フェルメール「信仰の寓意」

最近はもうそんなに皆フェルメールフェルメール言わなくなったみたいですが、私は初めてようやく見られたんですよ( ;∀;) 

フェルメールの青ってこれかー!

でも、この「信仰の寓意」という絵・・・(各自検索してみてください)

女の人の目がイっちゃってて怖い。

これがアツい信仰心の表現なのかな…(審美眼ゼロ)。謎かけみたいにいろんな暗喩表現が散りばめられてて読み解くのが大変(学芸員さんの渾身の解説文)。

いつか「真珠の耳飾りの少女」とか「牛乳を注ぐ女」、見てみたいですね!

あ、今年の夏にも、大阪にフェルメールが来るらしい。

https://www.osaka-art-museum.jp/sp_evt/dresden-vermeer2022


▼個人的な「良かったなあ」

ここからは超・個人的感想。

・ルーカス・クラーナハ(父)の『パリスの審判』

三美神のやつ。カメラ目線の女神がいたり、当のパリスが全然「ほえー?」っていうやる気ない感じなのがウケました。そうだよねめんどうだよね。女同士の戦いに巻き込まれるとね。それで大変なことになるんだよねトロイア戦争。金のリンゴが見つけられなかったんですけど、どこに描いてあったのー??

・ヴィーナスの化粧

私、多分初めてブーシェの絵を見たと思うんですが、本当に本当に本当にかわいい!!! かわいい!!! この絵欲しい!!! これは貴族に受けるよーずるいわー。ヴィーナスが白鳩に突かれててちょっと痛そう(笑) かわいい。

・ラ・シャトル伯爵夫人

エリザベート・ヴィジェ=ルブラン筆。ルブランは私も大好きな画家です。女性の目で貴族の女性を描き、マリー・アントワネットの専属画家となり(ベルばら参照)、フランス革命後はロシアに行ってロシア貴族の絵を描いて生活したり、というなかなかたくましい方。芸は身を助くの見本みたいな人だ! ルブランの絵を見つけると嬉しくなる。女性が女性を描くと本当に美しい。おそらく実物より可愛く描いてるんだろうけど、その可愛さに嘘がなさそう。

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左が「ヴィーナスの化粧」、右が「ラ・シャトル伯爵夫人」。


▼大阪のお客さん

美術館ではコロナの影響なのか「私語ご遠慮ください」という紙を持った係員さんがいましたが、中にはそっと話す人も。

・芸術家風のママと、その子

キリストの磔刑図を見て、お母さんが「これな、イエスっていうおっちゃんが皇帝にイヤや言うて刺されて死んだんや」みたいに教えてたように聞こえたんだが、省略しすぎじゃないか…。おっちゃんは神の子やで!

・セザンヌのリンゴの静物画を見たおじさん

美術館でいちいち女に解説する男(老若問わずどこの展覧会にもいる。しかも絶対女連れ)。しかしこのおじさんは奥さんらしき女性に「・・・セザンヌやなあ」。私もそう思ったけど、それリンゴだからやろ!!!  誰でも言えるでーーー(笑)

でも基本的にみんな静かでした。(関西人も)美術館では控えめ、なのかな。

▼展覧会は終わっても

この展覧会は1/16までなのですが(ギリギリ間に合った)、NYに行けばきっといつでもこの絵たちに会えるのでしょう! NYでまた再会したいものです!! 

今回、コロナ対策なのかネットでの日時予約制でしたが(とかいって当日券も売ってたけど)、便利だし混雑しすぎないので安心。この制度はこれからも残していってほしい。

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これからも書き(描き)続けます。見守ってくださいm(__)m