2022.9.23 スコットランド国立美術館展
先日、「THE GRATES 美の巨匠たち スコットランド国立美術館」に行ってきました。
場所は神戸市立博物館。
これ自体が文化的価値のある建物なのである(元銀行らしい)。
▼写真でお楽しみください
▼パンフの切り抜きでお楽しみください
写真撮影がほぼ不可だったので、展覧会のパンフレットの写真を引用させていただきました。
▼エル・グレコ
常々思うのだが、なぜ赤子のキリストはいつも裸なのか。乳児なのだから体を冷やさないでほしい。
▼展覧会のもう1つの目玉、ベラスケス
ベラスケスはラス・メニーナスを描いた人です!!!!
ラス・メニーナスもいつか本物を見たいですね!!
▼私の心の癒し、ロココ♡♡♡の大家
ブーシェは、マリー・アントワネットのちょっと前あたりに活躍した人です。
ていうか、いい若いモンが全然働いてねえな! 娘はおつかいか何かしに行く途中なんだと思うんだが。。浪漫ですね。。。
▼ジョン・エヴァレット・ミレイの「やばさ」
タイトル「古来比類なき甘美な瞳」・・・・・・・・・・・・。
ミレイは、「オフィーリア」を描いた人です。
モデルは当時の子役さんだそうです。
この・・・異様に人を惹きつける美少女。ただものではない。
少女がではなく、画家がだ。
「美少女を美しく描く」ことに執念を燃やしている人の絵ですよ、これは(※個人の感想)。
近くで見ると本当に妖しいまでの美しさなのです。
調べたら、ミレイは他にもたくさん”子ども”の絵を描いており、「8歳が描くのに最適」と力説していたという話もあり、とにかくやばい、感じがする。
他に古典に題材をとった、ファンタジーな絵も描いていて、絵によってちょっとタッチが違うように見えたり、不思議な画家です(ていうか多分すごく有名な画家なのだと思うんだけど、私は初めて生で見ました・・・)。
そんな中でも子供の絵が一番力(リキ)入ってる(←偏見)。
▼まとめ
本展は、全体的に、真面目、地味めな絵が多かった印象です。
風景画も、たぶんスコットランド地方の気候なのだと思うのですが、常に薄暗く「郷愁」「秋の日差し」みたいな色彩・・・。
フランス(南仏)とかイタリアとかだと、からっとした明るい陽射しなのでしょうね。服装の色とかも明るい色が多いだろうし。
ちなみに「スコットランド国立美術館」は、「スコットランド国」の国立ではなくて、たぶんいわゆるイギリスとしての国立美術館がスコットランドのエディンバラにあるよ、ということだと思います。
英語名は「National gallery of Scotland」。
絵(収蔵品)からも「お国柄」が知れて面白いなあと思いました。
スコットランドはきっと叙情的なところなのだろうな。
乾いた冷たい空気、アプリコット色の空、雲の多い高い空。うんうん。
神戸は2022/9/25までなのですが、お近くの方はぜひ!
次は北九州市に行きますよ!
イチオシの三姉妹は、近くで見てもほんとにお美しいです!!
これからも書き(描き)続けます。見守ってくださいm(__)m