2021.11月某日 シカしか勝たん奈良
奈良に行ってきました。理由? なんとなく。だって近いんだもん!
奈良といえば・・・・・・・
鹿!
▼鹿、来襲
現在、発情期でやや気が立っているらしい鹿たち。「鹿の生活圏に我々がおじゃましている」というくらい、そこかしこに鹿。
奈良公園、何回か来てるけど、これだけ鹿がいるのは何度来ても面白い光景(笑)
▼奈良地裁(家裁と合同庁舎)
とつぜんですが、私の趣味は、観光で行ったその土地の「裁判所」を見に行くことです。
奈良の裁判所!
奈良には高裁はありません(大阪高裁がありますので)。
モダーンでスッキリした建物ですね。
なお、裁判所は敷地内「原則撮影禁止」(建物内ではなく、敷地に入ったら)。撮影は門の外から。あと「裁判所」という性質上、いろいろな事情の方がいらっしゃっていますので、人の顔も映らないように気を付けましょう・・・自戒・・・m(__)m
▼大仏様(小6以来)
奈良といえば、東大寺!
この日は平日で、ふつうの観光客は少なかったものの、小学生中学生の団体がたくさん来ており、そのガイドさんたち(おそらくボランティアのシニア)の「関西弁解説」を聞きながら、名所を巡る。
これ、木で造ってるんだよなあ・・・・・・・・・・・。
でっけ~~~~~~~~~!!(荘厳と言いなさい・・・)
写真では伝わりにくいかと思いますが、天井(屋根)が高くて、とにかくデカイ!!!!
この時代も、飢饉や疫病が流行ったため、聖武天皇が、国民(という概念はこの時代はないけど)みんなで大仏作ろう!と呼びかけて、建立されました。
すごい技術だなあ。どうやって作ったんだろう。背中にいらっしゃる小さな仏さまたちまでみっちり作られている。情熱がすごい。
ありがたや、ありがたやm(__)m
小6の修学旅行で来て以来だ。
ちなみに、修学旅行では、ぼーっと大仏を見ていて、集団に置いて行かれた思い出・・・(大仏殿を激走しましたよ)。
名物・鼻の穴くぐりは、コロナの感染防止対策のため、できないようになっていました(残念)。
とにかくでかい。とにかくありがたい。昔はそれこそ「でっかいことはいいことだ」って感じだったのかもなあ。
▼正倉院
正倉院は、天皇家の宝物をしまっておく「蔵」です。
現在は宮内庁が管理って・・・・・・まあ、そうね・・・・聖武天皇も現在の天皇陛下の遠い祖先なのよね・・・・・・・・・・。
あの教科書で見た「らでんごげんしたんのびわ(琵琶)」も、ここにしまってあったそうです!
その当時の最大限の知恵で保管されており、保存状態が良く、現代にも伝わっているんですね。
「はい、ここは正倉院。昔な天皇さんが、大事なもんをしまっておくのに使っとったんや」
「洪水が来ても大丈夫なように、高床になっとるやろ。あぜくら(校倉)づくりやな」
「特別な時しか開けんかった」
「宝物は、蔵の中の、さらに杉の箱に入っとる。杉というのは、自分で呼吸をするので、湿気に強い」
「それで今でも大事なもんが伝わっとるんやな」
というような解説を聞きながら(笑)
蔵の中はもちろん見られません(というか、たぶん中は今カラっぽなはず)。
正倉院は火災を免れるためか、東大寺の大仏からちょっと離れたところに、ぽつんと建っています。
約1200年前(!)に建てられた木造建築が遺ってるっていう、そのこと自体が本当にすごい。マジで戦争や空襲で焼けなくてよかった。
▼二月堂
二月堂は、「お水取り(修二会=しゅにえ)」で有名な、東大寺の仏堂です。
僧侶たちがでっかい松明(たいまつ)を持ってお堂のまわりの廊下を爆走する(という儀式です)、その松明から飛び散る火の粉を浴びると1年間無病息災で暮らせる、と言われております。
・・・ってことよりなにより、高い場所にあるんですよこの二月堂はーーー!!!!!!
はあはあはあはあ・・・・。コロナ太りの身体が重い・・・・・・。
(もうこの時期に体重増えてるのはコロナのせいじゃないのでは・・・)
上った後は、廊下から奈良の街並みを見下ろすことができて、きれいでした~(写真撮り忘れた)。
あと、これは、二月堂のそばで見た、「壁」でーす。
面白いですねえ。
瓦っぽいものを並べた間に、礫(小石)を積んでるような…泥なのかな…?? レンガではなく、石積みでもなく。ふむ。
▼待ちに待った昼食
吉野葛で有名な「黒川本家」の「葛あんかけ天丼」をいただきました♪
ふらっと入ったのですが、めちゃくちゃ美味しかったです・・・(感涙)
天ぷらサクサク、他のおかずも1品1品、すべて、ていねいに味付けされていて、本当にうまいうまいうまい!!!!!!!
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この後、春日大社にも行きましたー。そのそばのお茶屋さん。
紅葉がきれい。
清少納言風に言ったら、「奈良は秋」。
この旅の中で、鹿が一度だけ「ケーーーーーン」と鳴きました。
これが、「奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の・・・」ってやつ?!(小倉百人一首)
鹿は秋ですなあ・・・風流!
▼お土産に「柿の葉寿司」
この食べ物うますぎる。めちゃくちゃ美味しかった。
柿の葉が「柏餅」の柏の葉みたく、清潔な香りがするのです。
翌日までもちます(海なし県の保存食。魚はだいじなタンパク質だったことでしょう)。
ぜひお土産にどうぞ!
奈良はええとこでした!!!
奈良のポテンシャルはんぱない!
これからも書き(描き)続けます。見守ってくださいm(__)m