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趣味=子育ての危機感

長女が生まれてから8年半。

土日は子どもとの時間を過ごすことに多く時間を割き、それ自体は楽しいものの子どもたちが巣立ったあとのことをふと考えると少し不安になる。

長女も小学校3年生となり、土日に友達と遊びに行きたい、という発言がたびたび出てくるようになってきた。

我が家の子どもたちは、8歳(小3)、6歳(年長)、2歳(保育園児)。

末っ子長男がいるので、まだまだそんな時期までは最低でも6〜7年はあるだろうがこの8年ですっかり夫婦ともに子育てが趣味となってしまっている。

子供たちが巣立つというと大袈裟かもしれないが、少しずつ家族よりも友だちとの予定を優先していくようになるとぼくと妻は週末何をしたらいいのだろう。

そんな日が突然きて狼狽える前にそろそろ対策を考えておこうと思う。

夫婦共通の趣味を持つ

これができれば無敵だろう。

ところが、残念ながら無趣味な我が夫婦。

ここのところの共通の話題を振り返ってみると
あれ、、、、子供のことしか話してない…。

子供が産まれる前はどうだったのか思い出してみると、たしかに、付き合ってるときから2人の共通の趣味があるわけでもなく、週末は漫画喫茶とか映画とか買い物ぐらい。

ぼく自身はサッカー観戦やバスケをしたりと割と体を動かすことが好きだったりするが、妻はスポーツには全くの無関心。

元陸上部ではあるが、もう十数年も前の話で3人の子供を産んだ今となっては
運動なんてもってのほかといった状況。

そして体型や体重も随分変化した…いや、ぼく自身もだけど。

子どもたちから手が離れるのは早くて7〜8年後。

と、なるとわが夫婦は40代半ばに差し掛かっていることになるわけだが、流石に40代半ばの夫婦が毎週末漫画喫茶に入り浸るというのもさすがにちょっと世間の目も気になる。

かといって毎週のように映画鑑賞をするほどの映画好きというわけでもない。

そもそも今どきマンガ喫茶に行かずとも、最近は電子書籍などもあるので漫画を電子書籍で購入して二人で読み漁る、というのが割と濃厚な案だ。

夫婦それぞれの趣味を満喫する

ぼくは次女が産まれるまで地元のバスケチームに所属していた。

中学時代の地元の友だちと作ったチームで、友達の兄弟やその友達など輪が広がっていき、市の草バスケの大会などにも参加していた。

毎週末はそのバスケチームの練習に行っていたが次女が産まれ、毎週の練習に行けなくなってしまってからもうかれこれ6年が経つ。

ここからさらに7年後となると、ブランクが13年ほどになってしまうが
果たしてチームに戻ったところで体力もなければ体重も随分増えて、もはやバスケという競技にすらならないかもしれない。

我が家は上ふたりが女の子ということもあり、妻の方は休日に娘たちと過ごすという時間はぼくよりもまだ少し長いのかもしれない。

こうやって男親がだんだんと阻害されていく家庭も多いのではないだろうか…。
そう考えると妻と共通の趣味を見つけるよりも、自分の趣味を見つけることを優先しないといけないと思えば、バスケに再び情熱を傾けるというのもアリだが、一番大きいのが年齢の壁。

それならいっそ、ミニバスのコーチとかそっち方面を考えてみるのもアリかもしれない。

まだ2歳の息子の誕生日に沢北栄治ばりのバスケットゴールを与えて、なんとか興味を持たせようとしているものの彼は今、お料理のおままごとに夢中。

これから小学生になる活発な次女と息子のどちらかがミニバスでも始めてくれれば、お父さんの趣味に繋がる可能性もあるけれど…。

こればかりは本人の気持ちしだいなので要所々々で勧誘していこう。

あとは最近流行りのサウナ。旅行のときとか突発的にひとり時間ができた休日などは行ったりするが、まだまだ初心者で”ととのう”を理解しきれていない。

ここを極めるというのもアリだろうか。

副業に精を出す

いま一番興味があるのがコレ。

本業の給料では満足していないわけではない(むしろ、子供の手当や福利厚生面は充実している)し、仕事もやりがいを持って働けている。

会社に対して、不満がないわけではないが事業自体は好きだし、仕事も仲間も楽しい。

だがコロナ禍を経験し、これほどまでに会社の収益の低下を目の当たりにしたときに、さらに当社の事業に甚大な影響を与えるような外部要因が発生してしまったら・・・と考えると本業一本足打法では心許ないと感じたのはぼくだけではないはず。

本業における経験や知見が、全く別の業界や企業からみたときに果たしてちゃんと価値に繋がるのか、会社が倒産したらすぐに転職先は見つかるのか、などを考えるようになった。

時代の流れから当社での制度としては副業が解禁され、実際に自分の経験が売れるのかということで”ビザスク”や”クラウドワークス”などのスポットコンサル、スキルシェアを行うプラットフォームに登録をしてみたり。

少しでも会社の後ろ盾のない自分自身の価値をどれほどまでに感じてもらえるのか、と試してみる場としては有効だったりもするのではないかと期待している。

何より、副業は自分としての本業への依存度を下げられる。
家族を養うための収入面での依存、勤務時間の依存、発想力の依存。

本業のみだと、自分の信念を曲げてでも会社の方針を優先しなければならないこともあるし、経営者でもない限り自分の思い通りに事が進むということはなかなかないこと。

副業をすることで、最悪本業で社長に嫌われても、左遷されても、辞めるということへの抵抗は大きく下がるだろう。

このある種の無敵感で、これまで踏み込めなかった領域にも踏み込むことができ、意外と経営陣から受け入れられて大きな成果に繋がっちゃったり…ということも大いにありそうなものであるし期待したい相乗効果である。

組織の風土や風通しにもよるだろうが、平社員はやはり経営陣には言いたいことの半分も言えていない。
なんとなく、そうは言っても…と反論されることや他責にしていると誤解されたくなくて言えないことも多いだろう。

副業という後ろ盾があると、そんな会社への忖度も気にならなくなる。

みんなが忖度なしの意見交換ができるような風土のある組織ができれば、それは業績に直結するんじゃないだろうかと何の根拠もないが本気で思っている。

副業にはSNSの活用が欠かせない。

結局、自分自身の価値を感じてもらうためにも自分自身の売り込みが必要。
どれだけ有能で有益な情報を持っていても発信しなければ誰も聞いてくれないし、発信していても誰もいない場所で発信していては永遠に気づいてもらえることはできない。

そういった意味では、TwitterなどのSNSでの発信を通して自分自身がどんな人間で、どんな考え方をしていて、どんなことに興味を持っているか。

これをコツコツと発信し続けることでしか、ぼくのようなごくフツーの40歳手前のサラリーマンの価値をみんなに知ってもらうことすらできない。

ここらへんは今からコツコツとやっておかないと、要領が決して良い方ではないぼくにとっては本当に必要になったときに始めては遅いと感じている。

今も楽しみ、未来も楽しむために

これだけ子供たちの手が離れたときのことを考えておいて言うのも憚られるが、そんな先のことを考えて今の子育てを楽しめなくなっては意味がない。

子供たちがこれだけ親を必要としてくれるのも、せいぜい小学生までと考えると長女はもう折返地点にきているわけだから、目一杯子育てを楽しまないといけない。

子供は一日一日で本当に成長する。

2歳の長男は週末で一気に喋る言葉の種類が増えて保育園の先生たちを驚かせるし、年長の次女はいつの間にか逆上がりができるようになっているし、小3の長女はいっちょ前に好きな人ができたらしい。

そんな子供たちからは嫌でも目が離せないし、一緒に買い物や旅行に行ってくれる間はなるべく沢山の体験を一緒にしていきたいと思う。

今も未来もどちらも犠牲にしないように、どちらも目一杯楽しむためにも趣味=子育てという目先の楽しみをおもいっきり味わいながら、目線は少し先の未来も見据えてコツコツ行動をしていこう。

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