ChatGPTと考えた、生成AIは僕らの仕事をどう変えるか
Netflixの進化の過程から学べる重要な教訓は、技術進化とビジネスモデルが必ずしも計画的に段階を踏んで進むわけではなく、時に技術環境がビジネスを再定義し、成長を促すということです。NetflixがDVDの物理ディスクレンタルをしていた時代、サブスクリプションモデルは既に存在していましたが、当初は大きな成功を収めることができませんでした。それが転換点を迎えたのは、ブロードバンドインターネットの普及によってストリーミングが現実的な選択肢になり、そこにサブスクモデルが見事にフィットしたからです。
つまり、Netflixにおけるブロードバンド→ストリーミング→サブスクの流れは、あらかじめ計画された順序というよりも、ブロードバンドの技術的進化が「ストリーミング×サブスク」という新たなビジネスモデルを可能にした結果だったと言えます。物理ディスクレンタル時代には、技術的な限界があったためサブスクの価値が十分に発揮されなかったが、ブロードバンドの登場がそれを劇的に変えたのです。ブロードバンドがストリーミングを可能にし、そのストリーミングがサブスクリプションモデルと組み合わさってNetflixの爆発的成長を支えました。
この例から考えると、現在のAI技術に対しても、同じように慎重かつ柔軟な視点を持つことが重要です。現在「AIはまだ〇〇ができない」という議論は頻繁に聞かれますが、それは現時点での技術的な制約に基づいた評価に過ぎません。AIの技術進化は日々急速に進んでおり、現在は実現不可能だと思われていることも、数年後には当たり前のようにできるようになる可能性があります。Netflixが物理メディアからストリーミングへと転換したように、将来のAI技術の進化がビジネスモデルを根本から変える可能性があるのです。
AIに対して無闇に恐れを抱く必要はありませんが、簡単に「まだできない」「現実的ではない」と判断することも危険です。たとえば、Netflixのように技術の進化を見越してビジネスモデルを先に考えることが、AI時代を見据えた戦略として有効かもしれません。つまり、AI技術が成熟した時に、どのようなビジネスプロセスやサービスが「ストリーミング×サブスク」に相当するのかを今のうちに見極め、準備することが非常に重要です。
「AIは万能ではないが、何ができるようになるのか」を見据えることが、次世代の競争優位を築くための鍵です。今後AI技術が進化する中で、自社ビジネスにおける「ストリーミングとサブスク」にあたるものを見つけることがポジティブで、未来に向けた正しい戦略となるでしょう。Netflixが物理ディスクからストリーミングにピボットしたように、企業はAIによって変わる消費者体験やビジネスモデルを見極め、柔軟に進化する準備をしておくべきです。
[編集後記]
以上の文章は、ChatGPTとやりとりしながら書いてもらいました。※1
「生成AIは僕らの仕事を奪うのか?」でもなく「生成AIで一発当てるぜ!」でもなく、でも日々触ってその進化を感じながら、NETFLIXでいう「ブロードバンドでストリーミングでも動画がストレスなく見れるようになった」的な変化を見逃さないようにして、そのとき「映画レンタルでサブスクは難しいでしょ」というバイアスを外せるようにしておきたい・・・みたいなことが、言いたかったことです。
奥さんに頼まれた買い物でスーパーに行く往復(片道10分くらい)で、iPhoneでChatGPTとやり取りしながらこういう思考の整理(というほどでもないか)ができてしまうのだから、すごいと思う。
ただ、会話の壁打ち相手としてはGPT君はさほど面白くはなくて、こちらの言ったことを整理して文にまとめてはくれるけど、考えに疑問を呈したり、深堀りをしてくれたりは、いまのところしない。※2
それでも、整理して文章にしてくれるだけで、それを読んだり自分の言葉で書き直したりするなかで、気づきを得たり、という効果はある。
今回は、ChatGPTの上記の文章は、あえていじらずそのまま掲載しました。
こういう感じで、「ちょっと思ったことを、生成AIと簡単に整理して残しておく」というのを続けてみようかな、と思うと、あまり手間をかけないほうが良さそうに思えたから(の割に長い編集後記は書いているが)。
ちなみに今回の「ちょっと思った」のきっかけソースは、こちらの本。
元日本マイクロソフトの澤円さんのこの本を、Audibleで聴いていて、その中で「NETFLIX」の話題が出てきたので。
AI云々の話は、こちらの本の話と直接は関係ないのだけど、「NETFLIXとBlockbuster」から、「インターネットとブロードバンド」「生成AIと仕事の変化」と考えをつなげていくのも、この本のタイトルである「メタ思考」とはつながってるような気はします。
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