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システム管理者って何してるの

あくまで私の場合です。他は会社は知りません。基本的にはバックアップとアップデートです。これをきっちり行う。

保守の回数は、お客様のシステム規模にもよりますが、多くて月に2回です。他は何もしません(キッパり)。システムが故障する前には予兆があります。突然、何もしてないのに故障したと思うのは、ちゃんとシステム状態を見てないからです。小さな火種でも放置すればいつかの炎が上がります。

もう少し具体的に何をやっているのか書いておきます

リモート接続したらともかくバックアップから始めます。バックアップが完全にできていることが確認できるまで他の作業はしちゃいけません。この先の作業で何が起ころうともここでバックアップさえしてあればリカバリできます。

アップデートします。プラグイン、テーマ、WordPress本体の順にやります。プラグインは無料お試し版がインストールされているとちょくちょくポップアップメッセージが出ます。有料版を申し込まないように進めます。アップデート中に機能衝突を起こすこともあります。そうなったら開発環境へ作って何と何が衝突したのか検証します。アップデートの順番を変えると解決することもあります。全て解決したらまた本番環境でアップデートをやりなおします。

これでバックアップとアップデートが完了です。通常はここで保守作業は終わりです。

不定期の作業を依頼されることもあります。メールアカウントの追加削除とか、パスワードがわかんない時のリセットとかも行います。お客さんから作業を見たいと言われればビデオ会議で説明するときありますね。編集者がやらかして記事をぶっ壊しちゃった時にはバックアップデータから書き戻すこともあります。編集のミスを編集でリカバリしようとすると泥沼にハマります。バックアップした時間にタイムマシーンに乗ったみたいに元に戻せます。

まるそれと Google から通知が来た時とか、レンタルサーバーから通知が来た時の対処もします。お客さんからメールアドレスを管理者メールアドレスを共有しているので代理人としてやりとりします。月末にお客さんにメールで報告します

請求書の発行で年に1回ですね費用が発生するのは実費の話をするとレンタルサーバーの契約それとドメインの更新有料のプラグインとかテーマでアップデートにお金がかかることもあります

お客さんと話しするのは様子伺いの挨拶を申し上げるときを覗き、基本的にお客さんには連絡することはないです。システムが動いている限りウェブサイトサービスが問題なく稼働している限り私たちは存在しないのと一緒なのです。

小さなトラブルは度々発生します。アップデートしたら動かなくなったなんてことはありますし、スパムメールも来ます。ある程度アクセスが集まるようになると外部からのスパくも増えてきます。そういうのはブロックしちゃいます

それでもシステム管理者っていらねって思う人にはいないんでしょう

システム管理をしなくて良いのならそれが一番いいです。システム管理をやりたくない人の代わりにやるのが仕事。システム管理をしなくて良いっていうシステムが出来上がればどうぞお譲りします。例えばWixやJimdoなどの無料ホームページなんか全くシステム管理は不要です。



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