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合理性への誤解と「合理的」な愚か者

 「合理的な経済人」ってかなり誤解されている単語です.この語のせいで経済学全体が非現実的or冷酷な学問だと捉えられていることも...実際には各経済主体が「自身がもっている情報,もっている資源の範囲で主観的に(←ここ大切)有利だと思う行動をしている」というだけなんですけどね.

 この誤解を解かなければいけない!と思っていた時期が僕にもありました.ただ落ち着いて考えてみると。。。世の中全体の用語法に一学問分野が文句をいうよりも,誤解されやすい専門用語を変えた方が早いんじゃないかとも思うんですよね.

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