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天然の青、藍染めの世界

うっすらと雲が浮かぶ空色から、深い深い夜空の濃紺まで。一口に藍染めと言っても、多様な手法があり濃淡や模様の表現も様々です。素敵な色合いだけでなく、消臭・防虫効果、抗菌作用や紫外線防止効果があるとも言われ、実用性に優れた染色方法でもあります。少しずつ暑くなるこれからの季節にぴったりな藍染めのアイテムをご紹介します。

▼生成り×藍染めのコントラスト。大人なチェックスカート

生成りと藍染めの糸が織りなすチェック柄のサイドタックスカート。トラッドな雰囲気のチェックは、日本では古くからある二重弁慶と呼ばれる格子柄です。カジュアルになりすぎない落ち着いた柄に、腰まわりをすっきりと見せるシルエットで大人な印象に。職人さんの手によって染められた深みのある藍の色は経年変化も魅力のひとつです。白やグレー、ベージュなどベーシックな色との相性が良く、季節を問わず着られる万能なスカート。

▼生葉染めの柔らかなシルクスカーフ

天然の蓼藍(たであい)で生葉染めしたシルクスカーフ。藍染めは、発酵させたり乾燥させた葉で繰り返し染めてより深い色にする方法もありますが、こちらの生葉染めは明るく透明感のあるブルーの仕上がりに。幾何学模様が織り込まれたシルクは、模様部分が光沢を帯びて美しく浮き上がります。ナチュラルな色がシルクの柔らかさとマッチした、初夏に身につけたいスカーフです。

▼染め重ねた藍の深み。藍染革のがま口ポーチ

染めては乾かしを繰り返してじっくりと深い藍色に染め上げた、藍染革のがま口ポーチ。手染めならではの濃淡と、染め重ねた奥行きのある藍色を味わえます。表面の凹凸が独特な陰影を生み出し、品の良い自然なシボ感を感じられるワンランク上の藍染革。バッグの中で化粧品などをまとめるポーチとして、日々持ち歩きたいですね。

▼経年変化が楽しみな刺子生地のサコッシュ

剣道着にも使用される、武州正藍染・二重刺子生地で作られたサコッシュ。内側にポケットが付いており、カジュアルに藍染めを楽しめるバッグです。濃淡のある糸が編み込まれたような柔らかく体に馴染む生地で、使い込んでいくうちにだんだんと色落ちしながら味わいが増していきます。暮らしを刻みながら、育てていくような感覚で使える藍染めのアイテムです。

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