マガジンのカバー画像

crafts days

103
毎年5月に長野県松本市あがたの森公園で開催され、多くの作り手と使い手が集まるクラフトフェアまつもと(松本クラフト推進協会)とiichiの新しいコラボ企画「crafts days(… もっと読む
運営しているクリエイター

#金属

Mie Miyakawa

きっかけはおばあちゃんの着物でした 英国での学生時代、ジュエリーをデザインする時にいつも「自分らしさってなんだろう」と考えていました。そして帰国後、北海道の祖父母が住んでいた家に移住したときに出逢ったのが、祖母が着ていた着物です。日本の伝統色で彩られた、やわらかな色使いのテキスタイルデザインはシルバーとの相性もよく、自分のルーツを見つけた気持ちになりました。おばあちゃんから孫へ大切に引き継いでもらえる、そんなジュエリーをこれからも丁寧につくっていきたいと思っています。 は

銅工芸 ブリキや彰三 佐藤 直

作品 銅板を叩いて形を作る鍛金の作品です。 焼きなましては打ち、焼きなましては打ち... カンカン  カンカン 毎日もくもくと叩いてます。 はじめまして 工房は長野県上田市にあります。 結婚を機に、妻の父に弟子入りし、父、母、妻と4人で制作活動をしています。 もうすぐはじめて6年目。 だいぶ自分の思うように作れるようになってきました。 でも、まだまだ修行中です。 ものづくりの相棒 やはり、道具。金槌と当金です。 当金は作りたい作品に合わせて自分たちで作ります。

toya サトウテルノリ

いろいろなもの 主に真鍮や銀を用いてアクセサリーや小さなアートピースを制作しています。実用性があるものもないものも、ただ等しく共通して存在しているようなものづくりを理想としています。結婚指輪からただの塊までいろいろな作品を作っています。 はじめまして 京都で暮らしながらものづくりをしております。 初めて作品を世に出したのは2005年4月15日の知恩寺手づくり市。そのときの風景はすっかり遠くぼやけていますが今もその延長線上にいることに驚きつつ、まだ遠く見えないところまで

宇田綾

感じたことを形に 作品を作るときは、自分の目で見て、触れて、感じたことを形にしようと心がけています。 はじめまして 茨城県の山間部で、真鍮やシルバー・銅などを使ったアクセサリーを制作している宇田綾と申します。 大学の頃は絵画ゼミに所属し、金属にはほとんど触れずに過ごしました。金工を始めたのは、主人の手伝いで真鍮のブローチを制作したことがきっかけです。 金属は硬くて加工が大変なイメージでしたが、その硬さが今の自分に合っているようで、2015年ごろから金属をメインに制作を

シルバーアクセサリー chieru  大西 千絵

塗り重ねる銀 私が使用する素材は主に銀です。 それもリサイクル銀を微粉末にしたものを水で練った銀の粘土。 800度の電気炉で焼成する事で純度99.9%の純銀になります。 柔らかく制作の自由度が高く、写真の様にペースト状にしたものを植物に塗り重ねて使う事も可能です。 樹皮などはそのまま銀に写し取る事も出来、可能性は無限大です。 信州の大自然 私の作る植物のアクセサリーたちは、まず山や森の中を散策するところから始ります。自然から素材になるものを見つけ(枯れたものや、落ちて

kurusilver 神原裕美

小さな草花のアクセサリー 野原や道端で風に揺られる草花に惹かれて、ひとつひとつ手の温もりを残すように。小さく、繊細なアクセサリーを創っています。 小さな幸せの続き いつもの道で、季節を知らせるようにひっそりと咲く草花を見かけると、心にふんわり温かな幸せが生まれます。そんな草花を形にしてみたくなり、趣味でもあったアートクレイシルバーを活用してアクセサリーをつくり始めたのがきっかけです。 創作を続けるため出展したイベントでは、偶然のように出来上がった小さな草花のシルバーア

湯浅記央 机上工芸舎

shape ステンレスのみで制作したシリーズです。流れるようなラインと佇まいを意識して制作しています。 Since 2008 小さなころから金属が好きで、硬貨を磨いたり、落ちている瓶の王冠など集めて眺めるのが好きな子供でした。昔から感じていた金属の魅力や特性を活かして何かを生み出したいと思ったとき「日常の中の金属」であるカトラリーを題材に何かできないかと考え、2008年より制作を始めました。 カトラリーの制作では真鍮、錫、アルミニウムと様々な素材を使ってきましたが 、

HANDWORK STILLA

お気に入りの作品 ワイヤープランツのつぶつぶリースブローチ。 ワイヤープランツの緑のリースをイメージしてつくったモチーフ。ワンピースやコート、ブラウス、お出かけの時はいつもつけています。 はじめまして 関西出身ですが、三年前に岡山に活動拠点を移しました。さらに来年は美しい田園風景の広がる新工房(岡山市内)へ引越し予定です。 ものづくりの相棒 クラフトフェア出展の旅先で出会う人や風景。 ハマっています コーヒーと、コーヒースイーツにハマっています。

平戸香菜

普遍性のある 流行に左右されない 要素を削ぎ落としてできる形 鋳金(ちゅうきん )という金属を溶解して鋳型に流し込むという伝統工芸技法で制作しています。 あらゆる人の暮らしに寄り添えるものつくりをしたいと考えています。 考え中のワインクーラー 一番最近制作したものです。 以前から、ワインを冷やすためだけに存在する贅沢な存在、ワインクーラーをつくってみたいなとおもっていたのですが、ホテルの食事会の企画で使っていただける機会がありつくってみました。 まだ色々思うとこ

T-BOX 平島鉄也

動物作品をつくっています 小さい頃から生き物が好きで、昆虫や魚を捕まえたり飼育したりしていました。水槽の前に噛り付いていつまでも眺めていたことを覚えています。 自分が作品を制作するようになると、自然とその記憶がよみがえり当たり前のように生き物を制作するようになっていました。カブトムシを捕まえていたドキドキ感、魚の水槽を眺めていたワクワク感。「自分が感じていたそれらの気持ちを形にしたい」という思いで制作をしています。 最近になり、昆虫を捕まえに行った森や林は少なくなり、魚

ヒラバヤシヒデユキカコウジョ

すずめナイフ バネもロックも無くとてもシンプルで手のひらに収まる折りたたみナイフ。初心者向けでありつつ一生の相棒にも成り得るようにデザインした初めての定番モデル。 モデル名は住んでいる市での保育園年少の愛称、「すずめぐみ」より。 作っている所 私が住んでいる長野県中信地区は多くの工芸家が活動されている松本市や安曇野市、また木曽漆器の里、平沢に近く、クラフトになんとか関わらせていただいている身としてはとても恵まれている。 また、野山に近く製作物を試す場にも困らないのは嬉し

goodman jewelry works 乾 哲郎

思い出に残る作品 当時3歳だった娘とふたりで近所の公園に行き、彼女が選んだ松ぼっくりをモチーフに制作した「松ぼっくり」のシリーズ。 肌寒い中はしゃぐ娘。「これは好きなかたち~」「この松ぼっくりなが~い」とか、候補をいっぱい持たされたっけな。 はじめまして 北海道札幌市生まれ乾哲郎です。百貨店の高級宝飾品を扱う工房で職人として腕を磨き2008年に独立、2012年にオリジナルブランドgoodman jewelry worksをスタートしました。 学んできた鍛金の技法を主

橋本瞳 Hitomi Hashimoto metalworks

日常の中にあるモノの表情にフォーカスする 日常の中にあるものにふと目を向けてよくみると、意外にも繊細だったり、とても存在感があったり、妙に魅力的だったり、ちょっと気持ち悪かったり……。そういったものが溢れています。 しかし、忙しない日々の中では、そういったものに目を向けることなく毎日が過ぎ去っていきます。 周りにあるふとしたモノに気づく視点をいつも持って、その視点で自分の作品を見つけてもらえたら。そんな思いから、日常にあるモノの魅力的な表情にフォーカスして作品を制作して

per. 久島 涼

stickpin 近頃はスティックピンの可能性を模索しています。通常のブローチに比べ、ややクラシカルなイメージのアイテムですが、様々なアプローチで日常使いしやすいデザインを意識。キャッチ金具もオリジナルで制作することで、全体の調和を図り、素材感をより感じられるものに仕上げています。 ブローチに馴染みのない方でも、こうしたさりげなく使用できるものをきっかけに興味を持って頂けたら嬉しいです。 per. のこと 東京にて per.(ピー・イー・アール)という屋号でオリジナル