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コロナ禍の「企業努力」

久しぶりの投稿になります。今回は昨今大きな問題となっている新型コロナウイルスについて、思ったことを書いてみます。記事の内容はなるべく正確を期すように心がけますが、個人の見解が多く含まれているため、若干の乱筆は平にご容赦を。

先日、新型コロナウイルスにおいて、飲食業界の大手企業が苦境に追い込まれている中での各社の努力と打開策について、取り上げている「バラエティー番組」があった。

外出自粛が進む中で、社長の判断で持ち帰りをしても品質が落ちない商品開発が進められ、懐疑的であった現場の料理人も納得し、持ち帰り商品を作り出したという話であった。

そこでふとこんなことを思った。

大企業のこうした努力は素晴らしいし、コロナ禍という特殊な状況を乗り切ろうという姿勢には感心する。しかし、こうして国民の中にいつしか斯様な状況下において、

「自助努力こそが善である」という雰囲気が醸成されるのではないであろうか。

それが企業という経済単位のみならず、個人レベルにまで降りてこないかという不安がある。「あの人はコロナ禍でもこんな努力をしている」「テレワークでなれない中で、仕事と家事の両立をあの人は良くやっている」

そうした努力ができる人は素晴らしい。しかし、努力すらできない人を虐げるような真似はしたくない。


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