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斎藤エンは有限である。

こんにちは、斎藤エンです。

タイトルからしてなんやねん、ふざけてんのかって感じですが、超真面目です。斎藤エン、無限じゃなくて有限でした。忘れてました。人間平均寿命80年として、カメラを握ってられる時間には限られた時間がある、ということ。そしてそれはけしてあまり長くはない、ということです。

腰、痛めました。3年ぶりくらいです。不幸中の幸いですが、疲労からくる筋肉を痛めただけでした。暫くコルセット生活と服用で治るということです。わたしもエンギムナジウムで世間に少しだけ認知してもらってから約5年ほど経ちました(曖昧ですみません)リアルな話をすると、加齢です。夢もへったくれもなくてすみません。理事長も人間、中の人は年を取るのです。(子供達は別ですご安心下さい)

今年で29、ついに大台に乗る年になりました。(お祝いして下さい)年を取るということに特に意識をしていませんでした。同い年の友達と若い頃と違ってスキンケアがあーだーこーだとか、体型がどーだこーだとか盛り上がる程度です。年を重ねるのは楽しいし、いろんな経験が出来る、様々な人とであることをわたしは嬉しく思っています。

ですが、心と体は別の問題があり、体の方は残念ながら良い意味ではなく、衰えて来てしまいました。まだまだ若いつもりでした、周りの年上のお姉様たちをみていても、ああ、まだ時間がある、好きなことをしようと思っていましたが、今回腰を痛めたのをきっかけに、ふと気づくと体の不調は至る所にあったことに気づきました。若い頃は無理して徹夜でも撮影が出来ました。今はもう出来ません。一日中カメラを持ってモデルの友達と走り回ることが出来ましたが、今のわたしにはもう出来ません。

かといって、斎藤エンの技術が落ちたというのとは少し違うのかもしれません。技術や知識や人脈や経験、様々なものは豊かになりました。撮影速度も、現像速度も上がりました。モデルさんへの指示も精度を増したと思いますし、立ち振る舞いも少しは貫禄がついたと思います(昔とくらべて、のはなしですが)技術と健康の相撲を今まさにとっている、といえば伝わるでしょうか。もう少し年を重ねたらもっとはっきりとうまいやり方が見つかるのかもしれないのですが、29の斎藤エン、今まさに手探りで自分の年と戦っています。

持病のうつと猫を抱えて、どこまでいけるだろうか、いつまで撮影出来るだろうか、という壁に今まさに向かい合っています。その行く末をぜひ、見守って欲しいです。カナダ渡航が延期になった今の時間をどう使うか、みていてください。答えも結果も未定です。29にして初のセミヌード写真集も製作中です。どんな形になるか、わたしにもわかりません。でも最高の仕上がりになることを既に確信しています。楽しみにしていて下さい。

なんだか文章が下手で起承転結の結のような文章を書いてしまいましたが、もう少しお付き合い下さい。

カメラマンという仕事は、とても過酷な仕事です。カメラマンになろうと思ってすらいなかった頃女性のカメラマンさんが、なりたいという人におすすめはしないと言っていたのを印象的に覚えています。社会人になり人生さまよい写真館に勤め、初めてわたしはその意味を噛みしめました。カメラは重いです。望遠レンズ(大根みたいな長くて重いレンズのことです)をつけたら更に重いです、そこにスピードライトをつけましょう、結果、よくわからない重くてゴツイものを身ひとつで支えることになります。体は簡単に壊れます。女性は特にです。でも、それを仕事中顔には出しません。重い、疲れたなんて、モデルの人には言いません。それが仕事だからです。その場の空気を作るのもカメラマンの仕事です。

イライラした顔をして、モデルさんに笑って欲しいというのもおかしなはなしで、リラックスして貰うためには、その場の空気を作るのもカメラマンの仕事だとわたしは思っています。だから斎藤エンへらへら撮影してんなって思っても、頭の片隅にカメラを支えるのは死ぬほどしんどい、と思って貰えたら救われます。

話が逸れましたが、撮影も展示も写真集の制作もすべて身を削る作業です。ものづくりにおいて全てそうかもしれません。ギリギリのメンタルを猫を撫でて保ち、体に鞭を打ち、睡眠時間を削り、今までの作品は出来ています。長くなりましたが、わたしのカメラ人生は長くはないけれど短くもない。だけど、有限なのは確か。

なら、有限の中で最良の選択を常に探そう。選ぶ努力をしよう、とわたしは思ったのです!(しかも高速を走ってる最中に!)斎藤エンは、自分に価値を見出してくれて与えてくれる人と撮影に行きます。これは宣言です。趣味でも作品制作において、でもです。

これがどういう意味なのか、まだ考え中ですが。無駄な撮影はしたくない、というのがざっくりとした答えなのかな、と思っています。特にコスプレ撮影。最近レイヤーさんと意見の相違で撮影したデータを撮全てアップしないことになりました。わたしはこれを無駄な撮影だったなーと思っています。こういうことが今後ないようにします。

斎藤エンは以下の方と無償で撮影行きません。

【加工厨の方】

わたしはあなたがパーフェクトヒューマンになる素材を撮りに行っているわけではありません。素材撮影でもいいよ!撮りたい!という人と行って下さい。

【データのアップのチェック必須な方】

わたしのセンスとわたしの可愛いの価値観を信頼して貰えない方と撮影に行きませんごめんなさい。他当たって下さい。

以上今のところ二点です!

そんな感じで日本の生活満喫します!だらだらした文章読んでくれてありがとうございました。絶賛お先真っ暗フリーカメラマンお仕事絶賛募集中です!有償でしたら加工厨、データチェック大歓迎です!わたしはこういう人間です!よろしくお願いします〜!

斎藤エン

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