水虫だと思って皮膚科に行ったらKOH法で否定されて◯◯と診断された話

みなさんこんにちは、おざわです。

基本的に休日は宮城に帰って地元の友だちと遊んでますが、GW中の平日ということで一時、矢巾に戻ってきてます。

最近、足の指の間や、指先の荒れがひどいので「水虫っぽいな」と思いながら薬局で抗真菌薬(水虫の薬)を恥ずかしい思いをして買いました。

でも、ふと「水虫はこんな短期間で広がらないのでは?」と思い直し、皮膚科に行ってきました。

4年生になってから皮膚科の勉強をしているので、皮膚科の先生がどんな問診や検査をして診断するかの興味が勝っていたわけですが、、、笑

抗真菌薬をある程度、塗っていたら診断ができないので危ないところでした。

皮膚科に行ったら、先生が足と手の指の皮を少しピンセットで取ってプレパラートに載せ、そこにKOHを垂らしてアルコールランプ(懐かしい!)で炙り、その場で顕微鏡でのぞいてました。

いわゆる「KOH法」ですね

KOHで角層を溶かして水虫の原因である白癬菌の菌糸を検索する方法です。

一連の作業を2〜3分で処理していたのでさすが早い!と感心していましたが、どうやら白癬菌は見つからなかったらしく、

汗疱 (かんぽう)

と診断されました。

汗疱とは、異汗性湿疹ともいわれ、汗腺の異常による湿疹です。

原因は不明(金属のアレルギーという説も)ですが、春〜夏の汗をかきやすい時期に発症しやすいらしいです。

治療薬は、ステロイド外用とワセリンですが、今回はワセリンを処方されました。

手だとベタベタするのであまり塗りたくないですが、夜寝る前に塗って様子を見ようと思います。

それにしてもまさか、汗疱とは…

汗疱とは思ってなかったので、水虫と汗疱は鑑別が難しいなと思いました!

今回の件で学んだことは、安易に自己診断して市販薬を塗るのは危険だということと(市販薬で診断が遅れることもある)、座学で勉強してることが臨床で役に立つことを知り嬉しくなりました。

皮膚科になるわけではありませんが、自分や身のまわりの人、患者さんで症状が出たときに知識を持っておくと対応しやすいので、皮膚科も勉強しておこうとモチベーションアップにつながりました。

マイナー科目の勉強もがんばります!!

それでは今回はこのへんで〜

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