見出し画像

そろりそろり

どうも皆さんお久しぶりですまんじゅうです。みんな覚えているかな?
そう、まんじゅうです。
しれっとnoteを書いていない間にしれっと就職をしました。

無職状態と半年ちょっとの実家パラサイト期間を経てようやく就職。
意識はしていなかったけれどちょうど一年間のブランクだった。
ちょうど一年前の自分はちょうど一年後の自分(つまり今の自分を)
「とりあえず文章で少しだけ金を稼げるようになっている…はず」とたかをくくってかなり甘めに予想していた。しかも割と本気で…なぜか何の疑いもなく。
もし一年前に戻れるなら一年前の自分をぶん殴って首根っこをつかんでアスファルトを引きづり回して、こう言い放ってやりたい

「人生そんな甘くねえ!」

そう、人生はそんなに甘くない。
特に30を超えると甘くなさはどっと増していく。一回りも二回りの年上の先輩方からしたら若輩者が若輩者に何を言ってやがると笑われそうなもんだが、まぁそれでも本当に人生ってのは甘くないと思う。
人生が甘くないと言うより「努力する」という行為が甘くない。
人はよっぽど好きなものじゃない限り努力を続けるのは難しいし、そもそも努力を苦にも思わないような好きなもの自体なかなか見つからない。

自分はちょうど一年前くらいに脚本家になろうとぼんやりと思い立ち、努力することにした。
もともと映画は好きだったし、文章を書く仕事がしたいと思っていたからきっと脚本家になる努力はできるもんだと思っていたけれど、なかなかどうしてやっぱりサボりにサボって、未だに長編の脚本は書けずにいる。
「書けるようになりたい」という願望だけが肥大化し「書きたい」という欲求は全然湧いてこない。
パチンコ屋で「うぉー!!金持ちになりてぇー!!」と叫んでいるような変な虚しさだけが一年間べっとりと張り付いたままだった。
まぁ今もその虚しさは割とべっとりと張り付きっぱなしなんだけど、そろそろ貯めていたお金が尽きそうだ…と思い求人サイトに飛び込んできた「プレミアムオファー」に飛びついて意外にすんなりと就職は決まった。

働いてみるとやっぱり時間の貴重さに気づく。
一年間一体自分は本当に何をしていたんだろうと軽度の記憶障害を疑いたくなる。それでも働いていない時と同じように1日の最後には「あれ?1日ってこんなに短かったっけ?」と感じる。
自由を欲しているように見えて意外に自分は指示待ち人間な部分があるから、もしかすると働かずに無駄な時間を過ごすよりは適度に忙しくない仕事をしていた方が良いのかもしれない。

と…まぁ自分語りは置いといて、最近「思い立ったと同時に反論が浮かぶ」という自分の思考回路がいかんなぁと思う。

例えば脚本のアイデアを思い浮かんでも
「いやでもこれ主人公の職業美容師って…美容師の事なんか何も知らないじゃん。そんなのガチモンの美容師が読んだら絶対変じゃん。自分だって自分の職業の映画とかで職業描写変だったら絶対ムカつくじゃん、ダメじゃん、むりむり、他の考えよ…」
と、なぜか美容師の人にも見てもらえるとこまではプラス思考だが、その他の面では自分を自分の反論でめったうちにしてしまう。

無理でも、やってみた結果良いものにならなくても、そのフロー自体の積み重ねがきっと経験になるのに、それを即座にやめてしまう。

きっと年齢的な焦りが余計にそうしてる気もするけれど、余裕がない男はなんとやらと言うし、とりあえず自分の心くらいは余裕を持って長い目で見てこつこつやっていく忍耐をつけようと思う。こつこつって本当に大事だ…学校教育の大半の時間はこつこつの大事さについて教えるべきだ。もしかすると永遠に続くと思われた校長先生の話はこつこつの大事さを説いていたのではないかとすら思える。

というわけで当面の自分のテーマは「そろりそろり」に決定!(急に!!)
今はそろりそろりと能役者ばりに、いや…そろりそろりがスピードが遅い表現か知らないけどなんとなくそんなマインドでゆったりと生きていきます。

響きが良いよね、そろりそろり

では!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?